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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
其の「リケジョ」の巻き起こした騒動だが,まだまだ続きそうである。
いずれすべてが明らかになるとは思うが、一番知りたいのは「真犯人」は誰かと言う事だ。 いや,性格には「仕掛人」と言うべきかもしれない。 あの発表を聞いたとき,正確には発表前の問い合わせを受けた段階でだが、 先ず僕の反応は「そんなことはあり得ない」だったのをおもいだす。 あんな簡単なことで脱分化が起こるなら、これまでの何千年、何万年の過程で,たまたま条件のあった創傷治癒過程で,同様の現象が見られてもおかしくないからである。現に蘭のような植物では障害を受けた部分が一旦カラスと呼ばれる未分化細胞の塊になり、改めて個体を形成する。 次は発表の仕方があまりにも仕組まれている感が強かったことだ。何でさっと割烹着姿が出現出来たのか、滑稽でさえあった。 「リケジョ」個人ではなく「理研」の演出と考えたくなった。 更に僕が引っかかったのは,論文の最後の著者バカンティである。論文のクレディットは筆頭著者に行くが、最終著者は通常其の指導的立場の人のことが多い。其のバカンティが我々の間ではメディア操作の達人とされていたからである。しかも兄弟で,大風呂敷と真面目を使い分けるというペアであることが。 その後の成り行きを見ると,現段階での僕の結論は、リケジョ,理研そしてバカンティ、それぞれの「功名心」が複雑に絡み合った「複合スキャンダル」と言わざるを得ない。 それを増幅したのはマスコミの「功名心」であるが、ここまで仕組まれたねつ造を緊急プレス発表の場で見抜けというのは無理な注文だったろう。 ところで「スタップ細胞」自身はどこに行ってしまったのだろう?
by n_shioya
| 2014-04-05 19:56
| 再生医療
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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