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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
「本物」が「本音」でご自分の経験を語るとき、聴衆はみな深い感銘を受けるものである。 今、日本中がソチ・オリンピックに沸いているが、僕は今、猪谷千春氏がロータリーの卓話で,メダルについて語られた言葉を改めて想いだしている。8年ほど前のことだ。 「50年前に自分が銀メダルを取って以来、何故日本がメダルを取れないかと、聞かれるのが一番辛い質問だが、それに対しては、自分が銀メダルを取るまでどのような努力をしたかとお話しすることでお茶を濁すことにしている」、と語りかけられた。 まず彼の場合は、親が日本のスキーの先駆者で、彼をスキーヤーに育てるため、二歳の頃からスキーをはかせ、日本中雪を求めて移動し続けたと言う。 ある年の春、千島で誕生したので千春と言う名をつけられたのだそうだ。 そしてダートマス大学留学時代、勉学とスポーツと言ういわば文武両道を成立させるのに、いかに苦労したか。 彼の考えでは、努力を成功に繋げるためには、まず独自のやり方を模索することから始めるという。 何かを学ぶ場合、人から教わったり、人のマネをすることが普通だが、これでは其の手本以上のものにはなれない。 自分のやり方は、過去にとらわれず自分なりに白紙から構築していく。これを「ゼロ・ベース思考」と呼んでいるという。 これだけ中身の濃い話を、卓話の決めどおり30分シャープで、ゆっくりと解りやすく話されたので、メンバー一同大いに感銘を受けたものである。
by n_shioya
| 2014-02-19 17:12
| コーヒーブレーク
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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