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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
今日は水分の補給について考えてみたい。
我々の体は半分以上が水分だ。が、高齢者になると半分以下の人が多い。 しかも、渇水感が薄れ、気がつかないうちに脱水症を起こしやすい。 アンチエイジング医学では、2リットルの水分を摂取することを勧めている。あと2リットルほどは、食物とその代謝産物として水分をとることになるので、計一日4リットルの水分摂取が望ましいということになる。 ちなみに体から水分が完全に抜けたものをミイラと呼ぶことは御承知でしょう。 しかし水も高くなったものだ。 昔は飲料水には水道水しか考えられず、フランスでは水を買って飲むそうだ、と笑い話にしたくらいである。 ヨーロッパで生水が飲めるのはスイスぐらいではなかろうか。 インド、ブラジルなどでは、生水を飲むことは数日間の強烈な下痢の覚悟が必要である。 勿論日本でも水道水は無料ではないが、ペットボトル一本12,30円のミネラルウォーターに比べればただも同然だ。 昔は横浜の水はおいしいというので、入港する外国船は皆、水道水を満載していったという。 それがいまでは横浜の水もヨーロッパ並みに飲むのには不適当になってしまった。 でもよく考えてごらんなさい。ただの水、というのは間違いで、水も立派に栄養素の一つである、しかも最大の総量を必要とする。しかも排尿という形で最良のデトックス剤である。 ですからお年を召した方は、いや若い方でも水分補給に留意されますように、それもできればミネラルウォーターで。
by n_shioya
| 2014-02-12 22:17
| アンチエイジング
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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