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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
去年のタクシー事故のあと、腰椎骨折と言う事で2ヶ月ベッド上安静を強いられ、つらつら反芻したのは「不条理」と言う言葉だった。
文字通り振って湧いた災難。 「自分に全く責任がないにもかかわらず、身に降り掛かる災難」これこそが「不条理」と僕は喝破した。 考えてみればこの世は「不条理」に満ち満ちている。 この世に生を受けたことから始まって、こちらが選んだ訳でもない兄弟の存在、いやこれは失礼、そして「晴れの日」に降る雨、泥棒、交通事故、あえて含めれば「老化」とその先の死すべき運命まで。 その「不条理」とどう向き合うかがその人の人生観を造る。 起こったことに対し、喚いてもほざいても良くはならない. 「死すべきもの」にできることは、受容し、可能なら立ち向かうしかない。 「抗加齢」も結構だが、その前提に自然現象としての「老化」の受容が必要と言うのが、僕の「不条理」に対するスタンスである。 ところで「不条理」なる言葉を世に広めたのはカミュである。 そして彼の言う「不条理」とは “明晰な理性を保ったまま世界に対峙するときに現れる不合理性のこと”とされている。 ならば今の安倍政権の数に奢った蛮行は「不条理の極み」と言うべきではなかろうか? これから我々はこの「不条理内閣」とどう対峙して行けば良いのだろうか?
by n_shioya
| 2013-12-07 20:30
| コーヒーブレーク
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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