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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
この仕事をしていると、女性雑誌からの取材を受けることが多い。編集者も心得たもので、えりすぐりの美人ライターを送り込んでくる。 僕が「女刺客」と呼ぶ種族である。 刺されるだけだは能がないので、最近はこちらからも一矢を報いることにしているが、プロから見れば「竹光(タケミツ)」にすぎないだろう。 たとえばこんな質問を投げかける。 “貴女がたはお化粧をする時、だれの目を意識するの?”といったような・・・ 虚を突かれて一瞬たじろぐが、さすがプロである。 “やはり自分の眼かしら。あまり仲間の目は意識しないわ。たとえ他人の目でも、自分の中の他人の目。” “男の眼は?” “正直、あまり存在しないわね。” 容姿にこだわるのは男性がそれを望むからだといっても、やはり女性の装いは自分の為のようである。 ここで僕は話を美容外科に移す。 “我々にとって一番ありがたい患者は?” “さあ・・・” “これも畢竟虚栄心の満足よ、と自己を客観視してくれる女性である。” と言うのが僕の答えだ。 これが、就職のためとか、相手の男性のためとか言うようだと、話がややこしくなり、結果に満足しないこともままあるからだ。 また、“よくある悲劇は、日本の男と結婚した欧米の女性である。”とこちらから話題を提供することもある。 彼女らは、手術をしてでも自分の容姿を保つのが、妻たる者の務めと信じている。 だがそこまでされると、日本男児はかえって引いてしまう。 そして、彼女らが欧米流に尽くすほどに、夫とのギャップが広がってしまう。 “勿論セックスに関しての肉食女性と草食男子との要求度の開きもその根底にはあるが”と付け加えることにしている。
by n_shioya
| 2013-11-30 21:03
| コーヒーブレーク
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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