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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
新潟から戻って
新潟の「形成外科学会」から戻ったところ。
幸い天候にも恵まれ、「日本海の幸」も堪能してきた。
やはり美味いですなぁ、悔しいが築地までくると魚は鮮度が落ちることがよくわかった。
正式には「日本形成外科学会基礎学術集会」と言って、形成外科の基礎研究者の集まりである。
昔,“おめぇら形成外科医なんて、ニキビ取り、皮剥屋じゃねーか.ちったぁは学問してみぃ、研究を”と、他科の奴らに侮蔑されて発奮して始めたのが22年前。
立派に千人も参加者がある学術集会に発展した。(本体の日本形成外科学会は一万人ほど会員が居る)
学会の中心課題はやはり「再生医療」。この分野は、「培養皮膚」と言う形で、我々形成外科医が先鞭を付けたんですぞ。
“大体てめぇらなんてたいしたことやってネェじゃないか、外科、内科のお偉いさんよ。”
と吠えたくなるのも我々形成外科医は、これまで日陰者の道を歩まされきたからである。

一つには、「悪徳美容外科医」が足を引っ張ってきたからである。
形成外科=美容整形=悪徳医という図式が未だに教養のない方の頭にはあるようだ。
また、「ゴミ箱あさり」と言われたこともある。床ずれ、下腿潰瘍、ケロイド、しわ、しみ、たるみなど、他科がもてあまし、見捨てた難物を拾って活計としてきたからである。
それが今では、一万人の会員を擁する「褥瘡学会」、「抗加齢学会」に発展したではないか。
これからまだまだ形成外科医の取り組む課題は山ほどある。
僕も、年だの腰痛だの言って引っ込んでいる場合じゃない、明日からは完全復帰せにゃあかん、と覚悟を新たにして帰ってきたところである。

柴田会長有り難うございました。
新潟から戻って_b0084241_19441463.jpg

by n_shioya | 2013-11-08 19:44 | 再生医療 | Comments(1)
Commented at 2013-11-10 19:22 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。


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