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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
男の意地と心意気はコインの裏表である。
そのどちらを描かせても、フランス作家にかなうものはないだろう。 心意気の極致は言うまでもなく、エドモン・ロスタンの「シラノ・ド・ベルジュラック」そしてマキャベリズムを危うくしてまでも意地を張るのはスタンダールの赤と黒の「ジュリアン・ソレル」 どちらも“粋”ですなぁ。 そのジュリアン・ソレルをフランス映画界切っての名優ジェラール・フィリップが演じた「赤と黒」のデジタルリメーク版を最近銀座で観る機会があった。 いやー、もうただただ粋で格好いい。男でも惚れ惚れします。 今は亡き岩波映画の高野悦子さんのように、“ジェラール・フィリップ様”と、女性なら“様”づけにしたい気持ちもよくわかる。 ジェラール・フィリップのジュリアン・ソレルか、ジュリアン・ソレルのジェラール・フィリップか、と言われるのも無理はない。 それにしてもかつてのフランス映画界には名優が輩出した。 男優なら、ルイ・ジューベ、ジャン・ギャバン、ジャン・ルイ・バローそしてシャンソン歌手のイブ・モンタンも演技はうまかった。 そして女優では、「赤と黒」でも主演したダニエル・ダリュー、アルレッティ、エドワージュ・フィーユそして古いところではフランソアーズ・ロゼ―と枚挙にいとまない。 “やはり映画だって、演技で見せるものだよねぇ”と語らいながらの帰り路、そう言えばこのあたりに昔、「ジュリアン・ソレル」と言う店があった筈だがと見まわしたが、栄枯盛衰の激しい銀座の裏通りである、もう跡形もなかった。 “なんでそうこだわるの?” 配偶者は怪訝そうである。 “いやちょっとしたカフェがあってね。” とだけ答え、その下の階がその頃は珍しい女性のランジェリー専門店だったことは伏せておいた。
by n_shioya
| 2013-10-28 20:25
| コーヒーブレーク
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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