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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
乳がんの切除と再建を、乳腺外科医と形成外科医がコラボして行こうと言う趣旨の学会が誕生した。
学会の名は「日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会」 今日は其の第一回総会の会長招宴で乾杯のご挨拶。 ![]() 丁度50年前、僕がアメリカで外科の専門医の資格を取得した頃、乳がんの手術はホールステッド法と言って、乳房と胸筋とリンパ節を根こそぎとる手術が主流で、他の方法は異端として許されなかった。 その後切除範囲は病巣に応じ、より縮小した手術も認められるようになった。 そして皮膚移植術の進歩により、切除後の乳房変形も形成可能になってきた。 だが当初は外科医の偏見は強かった。乳房再建を希望する患者が、“折角がんを治してやったのに何を贅沢な!”と主治医に怒鳴り散らされる事もあった。 だがそれも昔の話。 こうして外科医と形成外科医が一堂に会して、乳がんに病む女性の苦しみを和らげようと学会を立ち上げるまでになったのはまことに喜ばしい。 大慈彌会長ご苦労様でした、そしてお目出度うございます。
by n_shioya
| 2013-09-18 21:12
| 医療全般
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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