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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
繰り返し書いたことだが、アメリカのレジデント生活は、現代のアメリカに唯一残された奴隷制度といわれるだけあって、過酷だった。
一日おきの当直。 合間は普通の勤務で、帰宅するのは夜中。 子供たちと顔を合わすことはめったにない。 ある日曜、久しぶりに昼間家に帰ると、“変なおじちゃんがいる!”と長男が泣き叫んだのはショックだった。 ある時は配偶者から、スーパーマーケットのミニコミ誌を渡された。 その中には“医者とは結婚するな”という記事が載っていた。 「貴女は人類愛に燃えた崇高な男性と結婚すると期待しているかもしれない。だが、その男は,崇高な人類愛は病院で使いはたし、あなたが迎えるのはその燃えカスにすぎない。」とあった。 “もう手遅れね。” とため息をついた配偶者の、諦めきった顔はいまだに忘れることができない。 それだけではない。これは何時も日野原さんが言われる事だが、医者はともすると「欠陥人間」になりやすい。 それは、医者はいつも自分より立場の弱いもの、つまり患者や看護師を相手にしているので、自分の意思を一方的に押し付ける態度が身についてしまう。 だからよほど心しないと・・・というのが日野原先生のお諭しの言葉である。 ですから貴女、もし医者と結婚するならよほどの覚悟が必要ですよ。
by n_shioya
| 2013-09-17 19:21
| 医療全般
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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