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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
僕が名誉院長を務める「AACクリニック銀座」の隣に“しゃぶしゃぶ屋”がある。
「らん月」という。 戦後まもなく料亭としてスタートしたが、僕の学生時代は“すき焼き”で知られていた。 そもそも“しゃぶしゃぶ”は関西のもので、京都の「十二段屋」でお茶漬けに牛肉を乗せたのが始まりだとされている。 その後大阪のスエヒロが今の形のしゃぶしゃぶを、自店の料理として出したのが、昭和27年だという。 だから僕の学生時代には、関東に「しゃぶしゃぶ」はなかった。 ![]() 昭和39年、アメリカ留学から帰って初めてしゃぶしゃぶの存在を知った。 帰国後すぐに知り合ったキャンプ座間の日本びいきの軍医が、相模原の「水車園」でご馳走してくれ、肉をシャブシャブと湯にくぐらせるその食べ方が名前の由来だと教えてくれた。 相模原に「北里大学」が出来るはるか以前である。 気風のいい女将で、その後北里に奉職するようになってからは、何かにつけて利用させてもらった。 余談になるが、その後「十二段屋」で元祖しゃぶしゃぶをご馳走してくださったのは、今は亡き京大の森本名誉教授だ。 “塩谷君、ここはその昔なんだったか知っとるか?” “いえ” “芸者の置屋じゃった。学生時代、俺はここから医学部に通っとった。” その頃京都では、京大生といえばVIP扱いで、ただ食いも出来たそうである。いわゆる出世払いという奴だそうだ。古きよき時代とはこういうことかと羨んだものである。
by n_shioya
| 2013-08-24 20:02
| 食生活
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Comments(3)
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
テレーズさん:そう、東京ではザクロが人気ですね。昔のランチメニューにはカツ丼もあり、有り難かったです。
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塩谷先生お忙しい中お答え下さいまして本当にありがとうございます。
文字数の関係がありましたので書き込ませていただきながら読みにくい文面になってしまい本当に申し訳ございません。 先生に教えて頂いた病院に一度カウンセリングに行かせて頂こうと思います。 塩谷先生には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 本当にありがとうございます。 まだまだ残暑が厳しい毎日ですのでどうか御身にお気をつけ下さい。
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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