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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
このごろよく、女性のライターなどに取材を受けたあと、こちらからも質問を発することがある。
聞かれるだけでは割が悪いということに気がついたのだ。 たとえば最近の定番は、 “女性がお化粧を含め、装いをするとき、誰の視線を意識しているか” という問いかけである。 何も深い意味があるわけでなく、ある日ふと思いついて、以来気になり始めただけの話だ。 僕なりに考えても、男の目、同性の眼、そして自分自身といろいろな場合があそうだが、まず男の目というのは、あまり当てにしないほうが良いだろうとはこちらの考えである。 特にファッションなどに関わりがある仕事をしてない限り、男は全体の感じには敏感でも、ディテールには案外無頓着なものだ。もっともこれは男性一般というより、僕の鈍さだけかもしれない。 早い話、その日ご一緒した美女でも、洋服の色は、髪型はなど聞かれてもまず応えられないだろう。 むしろ同性の眼をもっとも意識しているのでは、というのが僕の推察だった。ともかく女性は他人の身なりや振る舞いに極度に敏感なように感じられるからである。 だがそうでもないようだ。 ほとんどの方は、やはり自分の目でしょうか、とお答えになる。 それじゃ自己満足に過ぎないのでは、といいたくなるがそれも短絡思考のようだ。 確かに鏡を覗き込んでいるのは自分の目だが、やはり判断基準には、女性同士のルールが物差しになっているし、その先の目的に男性が存在しても不思議はない。 ただ、それらをひっくるめたのが、自分の眼ということらしい。 いずれにせよ、入試のマルティプルチョイスのように、正解が一つだけしかないという問題でもないらしいことは解かってきた。
by n_shioya
| 2013-08-16 20:40
| 美について
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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