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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
企業がクリニック運営を成功させるには
このところ毎週のように美容やアンチエイジングのクリニック開設の相談が舞い込む。
ほとんどの場合もうクリニック・スペースも出来て、誰か院長をと言う依頼である。
エステサロンの経営者とか、不動産業者とか医療に参入してみたいと言う異業種の方が多い。
そのような場合僕は先ず、“企業の医療経営は先ず失敗しますよ”、と申し上げることにしている。
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理由はいろいろあるが、
①端的には金の配分の問題である。企業側は資金は自分たちが出してると思い、医師は自分たちの腕で稼いでいると思う。
②院長の責任の重さは企業は理解せず、コンビニの一店舗を開くぐらいの認識しかない。医師は企業の設備投資と集客にかかるPR等の莫大な経費は理解できない。
③法律的には企業が直接クリニックを経営できないので、迂回措置が必要となるが、これが矛盾を生む。
④企業の本質は利潤追求にあるが、医療は枠無しに理想を追求すれば必ず赤字になる。
この辺の事情はいくらご説明しても、又頭で分かったつもりでも、現実にはギャップを埋めることは至難の業である。

今アンチエイジング流行だが、アンチエイジングはまだ地道な基礎固めが必要な時期で、決して金のなる木ではない。
勿論僕はなにがなんでも駄目だと言ってるのではない。
本音では企業と医療の共存共栄が可能だし、それが望ましいと信じている。
つまり経営は専門家に任せ、医師は医療に専念出来ればそれに越したことはない。予算の大枠は経営側が決め、その中での優先度は医師側が決めると言う業務分担というか、割り切り方だ。
どうすればそれが可能か?試行錯誤の末、やっと成功にこぎつけた例もないではない。だがこの場で無償で提供するにはあまりにも貴重なノウハウなので、手の内は明かさないでおこう。
by n_shioya | 2013-08-07 19:36 | 医療全般 | Comments(0)


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