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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
目指せビューティ・コンシェルジュ!
「ビューティコンシェルジェ」を目指しませんか?

これは一度ならず書いた覚えがあるが、一言で言えば、女性に対するトータルなビューティアドバイザーである。
現役の形成外科の教授の頃からこの考えは持っていた。
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美しくなりたいと女性は美容外科の外来を訪れる。目がはれぼったい、鼻ペチャを何とかして、と問題がはっきりしていれば対処しやすいが、なかには“ともかくキレイにしてください、先生”という患者も少なくない。
どこを治したいの?といっても、“先生決めてください、専門家でしょ”といわれてしまう。
どこといっておかしいところはないが、全体としてととのっているかといえばそうともいえない。こういうとき、男の観察眼は実に雑駁である。
又、たこ焼きみたいに全体を鋳型で整えるわけにも行かない。

そこで僕は考えた。女性の目で見ればどこを重点的に改造すれば、ピッと引き締まると見抜けるのではないか。
又、手術を考える前に出来ることはいくらもあるのではなかろうか。たとえばメーキャップ、エステ、髪型、服飾そして表情や歩き方まで。
これらをトータルに観察して、アドバイスを与え、ここだけは手術でなければというところまで絞り込んでくれれば、我々も安心して手術に踏み切れる。
手術と化粧の違いは言うまでもなく、化粧は気に入らなければ元に戻せるが、手術は後戻りが出来ないということだ。

“そんな仕事無理ですよ”とすぐ却下した奴はもちろん男性である。
“テメーら節穴には何がわかるか、女性の凹凸にしか目が行かない奴らに。”と言い返そうと思ったが余り品がないのでやめておいた。

女性ならある程度のセンスがあって、先に述べた分野の基礎研修を一通り受ければ、誰でも可能だと思う。
だって、聞いて御覧なさい、女性同士の会話を。
周りの女性の顔かたちからお化粧の仕方、服装など、容赦なくこき下ろしているのを。これを「鑑賞眼」と言わなくてなんと言おう。

別にエステ、メーク、髪型などそれぞれの専門を極めろといっているのではない。医者の世界で言えば、各専門科をロテートする一般研修である。そして今、医者の世界ではその先にジェネラル・ドクターという資格を構築しようとしている。つまり病気の人のよろず承り所であり、そこから必要に応じて専門家へ振り分ける。最近のテレビ番組でドクターGと呼ばれる医師だ。
これとおなじのが美しくありたい女性に対する、僕が考える「ビューティコンシェルジェ」の役目である。

美女軍団の皆さん、どうです、貴女方の資質とセンスを生かして、この新しい職種を開発してみませんか。
何、“お前が一緒にやりたいんだろう”ですって?
それはゲスのかんぐりと言うもの。もちろん頼まれればお手伝いはやぶさかではありませんがね。
by n_shioya | 2013-07-18 20:44 | 美について | Comments(2)
Commented by はなまるのなると at 2013-07-19 14:16 x
こんにちは。
以前から塩谷先生のブログでビューティコンシェルジュについて
拝見させて頂いてました。
腕の良い医師は男性が多い気がしますが、患者の立場からすると、
技術は最も必要だけれども、それに女性目線のアドバイザーが
いたら本当にいいな、と思いました。
広告を派手に出している美容外科ですと女性カウンセラーがいたりしますが、
儲け主義・押し売りなど、名前は似ていても全然異なりますよね。
今後、何か養成コースなどを作られるのですか?
Commented by n_shioya at 2013-07-19 19:42
はなまるのなるとさん:なんとか造りたいと思っています。


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