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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
ピカソは本当に偉いのか?
「私が紙にツバを吐けば、額縁に入れられ偉大な芸術として売りに出されるだろう」とピカソは豪語したという。
“なるほど、そういうことか”と妙に納得するのは僕だけだろうか。

仮にピカソの作品がガラクタ市にまぎれていた場合、“あ、これはすごい芸術作品だ”と見抜くことが出来るだろうか、とキュービズム以降のピカソの作品を眺めるたびに何か居心地悪く感じて来たものだ。
其の悩みに明快に答えてくれるのが、西岡文彦氏の「ピカソは本当に偉いのか?」である。
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氏は先ず始めにピカソの「アヴィニョンの娘たち」を例にとり、次の三つの問いかけをする。
①此の絵は本当に美しいのか?(どこが上手いのか?)
②見るものにそう思わせる絵が、どうして偉大な芸術とされるのか?
③仮に偉大な芸術としても、其の絵にどうしてあれほどの高値がつくのか?

そして氏は、ルネッサンスから今日までの絵画の立ち位置の変遷を辿る。
先ず、絵画は教会の信仰の為のツールとして始まり、やがては王侯貴族の館の装飾品となり、近代になって初めて絵画は“芸術のための芸術”として独立し、美術館が誕生する。そして画商が生まれ、絵画に商品価値が生じ今日に至る
この辺りが一番面白い部分だが、それはお讀みいただくとして、最初の設問に対する氏の答えを僕なりに要約すると

①美しいとは言えない、だが上手いかと言えば比類無く上手い。
②前衛を尊ぶ時流に合致した。
③絵の価格=価値ではない。
と言うことのようだ。
by n_shioya | 2013-06-04 20:47 | 美について | Comments(1)
Commented at 2013-06-05 15:40 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。


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