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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
このところ「コーヒーのアンチエイジング効果」が云々されている。
喜ばしいことだ。 思い出すと、僕は昔からコーヒーとは切っても切れない付き合いがあった。 例えば現役の頃。 北里大学発足当時の人気の一つは、病院の地下にある帝国ホテルのレストランだった。カフェテラスと呼ばれ、地下といっても、池のある中庭を見渡す、ゆったりと気持ちのよいオアシスだった。 北里大学は大学紛争をきっかけに生まれた大学で、医局を持つことが許されなかった。医局制度こそ、白い巨頭の中核と思われていたからである。そして教授といえども、たとえ私設でも秘書を持つことすら許されなかった。 したがって、広い大学病院の中で、医師が息抜きにたむろするところがまったくない。 ということで、僕は日の半分とは言わぬが、優に3分の1の時間を、ここカフェテラスで過ごしていた。 何時しかカフェテラスは、形成外科第2研究室と呼ばれるようになり、交換台が僕を探すとき、教授室ではなく、先ず、カフェテラスにかけてきたのも懐かしい思い出である。 そのご経費削減で帝国ホテルは撤退したが、其の頃のマネージャーたちが今、帝国ホテルの重要なポジションについているので、霞ヶ関方面へ用があるときはホテルに立ち寄って彼らに声をかけるのが常となり、1階のコーヒーショップ、パークサイド・ダイナーはまた僕の第2研究室となっている。 “人生いたるところにカフェあり。”、これをモットーとして、僕はいままで歩んできたし,これからも歩み続けるだろう。
by n_shioya
| 2013-05-14 20:50
| コーヒーブレーク
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Comments(4)
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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