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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
スペインの夜は遅い。
ディナーになる頃は9時をまわっている。 パルマ・ド・マヨルカの海に面したレストランのテラスに腰をすえると、潮風が頬に気持ちよい。 マヨルカは地中海に浮かぶバレアレス諸島の最大の島である。 “一日では短すぎますな、せめて一週間は必要ですな、パルマをご案内するなら。” と案内役のQ氏心底残念そうである。 グループツアーから一人だけ別行動を取り、今朝マドリッドから空港について、明日はリスボンに飛び仲間と合流しなければならぬ。 まずご自慢の大伽藍、鍾乳洞、焼き物工場などを駆け足で案内していて頂き、“じつはジョルジュサンドの家も見たいが、”と申し出た、一泊ではとても無理、それよりゆっくりスペイン料理を楽しみましょう、ということになった 何を飲み何を食べたか定かでないが、最後に大きな平たい鉄なべに魚介類が山盛りのパエリアが出てきた。 イヤー美味しかった、海老も、ムール貝も、貝柱も、その他モロモロも、勿論真っ黄色にサフランに染まったライスも。 こんな40年前のことを思い出したのは、数日前、近くのスペイン料理屋で皆で夕食を楽しんでいたからである。 ここは日本なのでスタートは7時と早い。 サングリアで乾杯して、次々に運ばれる各種前菜、ガスパチョ、魚料理、肉料理どれもなかなかだったが、最後にやはり、具が山盛りになったパエリアが大きな平たい鉄なべで出てきて、皆歓声を上げた。 味も本格的である。 混み合ったビル街の二階の狭いレストランなのに、僕はバレアレス諸島を吹抜ける潮風を頬に感じることが出来た。
by n_shioya
| 2013-04-30 21:55
| 食生活
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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