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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
去年の10月18日。乗っていたタクシーが高速で4台の事故に巻き込まれ、腰椎圧迫骨折、腓骨骨折そして左足の裂傷で、救急病院に担ぎ込まれてからほぼ半年たった。
あの時、骨折とともに何か僕の中で、そう「卵の殻」のようなものが弾けたのではと不思議な感じがしている。 ふだんから割合に自然体のつもりではいたが、何も「鎧兜」に身を固めていなくても、社会に適応する為にやはり多少の「防御服」は着込んでいたようである。 ![]() 一つはこれまでのすべて事にあたって、「処理する習性」とでも言おうか。理解し、味会う前にともかくデッドラインに間に合わせようとする悲しい性。 今は毎日が日曜日で、後は死ぬだけで何も焦る事はないのに。 そう、「知る」と言う事もくせ者だ。知っただけで分かった気になる。まして「感じる」ところまでは行きたがらなかった。 つまり左脳の圧政から右脳が解放されたと言う事。 今ひとつ、これまで挫折を味わった事のなかった男にとって、(配偶者に言わせれば、挫折も解らぬ程鈍い男なだけだそうだが)腰椎の圧迫骨折は文字通りの挫折だった。 何か、人に起こることは何でも自分にも起こるのだと言う悟り、というか人との連帯感。更にはすべての「人の営み」に対するいとおしさ。 ま、平たく言えばちょっぴり人間として幅が広がった、と言ったら不遜でしょうか。
by n_shioya
| 2013-04-29 20:36
| コーヒーブレーク
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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