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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
「ピンピンコロリ、ピンコロリ」などいうと、子守唄めいているが、じつはこれはれっきとした厚労省の、21世紀に向けた健康日本のスローガンである。
略してPPK。これもまた、国連軍か秘密結社めいてあまり響きはよくないが。 アンチエイジングの目的は、繰り返し言うように老化の進みを緩やかにして、つまり健康寿命を長くピンピン保ち、要介護の期間を短くコロリといってもらおうという政策である。 なかなかそううまくいくとは限らないが、体と頭つまり、体力と脳の働きをなるべく健常に保つのが、アンチエイジングの最大の眼目であることに違いはない。 ところでピンピンは努力と医学の助けではある程度は達成できるが、コロリが難しい。 コロリを医者が助けようとするといささか物騒な発想にもつながるからだ。 平均年齢80歳として、最後の5年間が要介護というのは、世界的な先進国の平均とされている。ここをいかに短くし、本人の尊厳とQOLを維持するかがこれからの大きな課題である。 合法的にコロリを保障してもらえないものか、配偶者とよく話し合う。 105歳と99歳と長命であった父母の、介護施設での「旅路の果て」を二人でつぶさに眺めているので。 望ましいのは身辺を整理して外国旅行にでも出かけ、搭乗したジェット機が運良く空中爆発をおこし、太平洋上かスイス・アルプスの真上で散華するのはどうかなど、不届きなことを真面目に考えている。 だが、このようなフライトを探すのは至難の業だ。 もっといい知恵は無いかと、試しにグーグって見ると・・・ あった、あった、長野県の光明寺に「ピンピンコロリ地蔵」と言うのが。 平安時代のものというから、人の考える事は何時の時代も同じようだ。 体調が快復したら、一度夫婦でお参りに行く事にした。 だが、ご利益に与かると、ブログやFBでご報告出来なくなるのは残念ですが。
by n_shioya
| 2013-03-16 21:18
| アンチエイジング
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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