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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
今日は不思議な話を一つ
「昔あるところに一人のせむしの子供がいました。 みんなと遊ぼうとしても、はやし立てるだけで、みな逃げてしまいます。 ですからせむしの子供は何時も一人ぼっちでした。 せむしの子供はさびしくて、さびしくて食事ものどを通らなくなりました。 来る日も来る日も何も食べないので、だんだんやせて、しぼんでいき、ついに天に召されてしまいます。 さて、せむしの子供が目を覚ますと、あたりはかぐわしい花々でいっぱいです。 そしてたくさんの天使たちが、一緒に遊ぼうよとせむしの子供を誘います。 “いったいここはどこなの、何で君たちは僕を仲間に入れてくれるの。” 天使たちは異口同音に答えます。 ”ここは天国、僕たちは天使。君も天使の一人なんだ。 君の背中のこぶの中には天使の羽根が隠されていたんだよ。” 見ると、自分の背中にも、皆と同じように一対の羽根が羽ばたいています。 せむしだった天使は、妙なる調べの中を、みんなと一緒にうれしそうに天空へ飛んでいきました。」 これは20世紀初頭のドイツの外科医フォルクマンの創作した童話だとされている。 当時はクル病やカリエスで、せむしが多かったに違いない。この言葉すら今では禁句のようだが。 アメリカでインターン時代、外科雑誌で読んで心を打たれ、いつか誰かこれを下敷きに、子供の絵本を作ってくれないかな、と思い続けてきた。 どなたかチャレンジしませんか? もう、版権は時効だと思いますよ。
by n_shioya
| 2013-01-22 21:04
| コーヒーブレーク
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Comments(2)
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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