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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
ピザ礼賛
戦後アメリカの絶頂期と言われた50年代を留学生としてニューヨークで過ごせたことを幸せに思う。

車は年々長くなり、キャデラックのテールフィンはより威嚇的に、リンカーンのコマーシャルは「ロング、ロウ、ラブリーリンカーン」と謳っていた。エレガントにレトロなクライスラー・インペリアルが誕生したのもミッド・フィフティだった。
マクドナルドが出来たのも其の頃で、又新開地には「レヴィタウン」という規格化された住宅地が全国的に展開して、占領国から帰還したGI相手に飛ぶように売れていた。マクドナルドが誕生したのも其の頃だったと思う。
この辺りのことは、ハルバースタムの「フィフティズ(五十年代)」に詳しい。

丁度カリプソブームで、ベラフォンテの唱うバナナボートが流れるカフェでピザを摘み、観劇にかけるのがお洒落だった。アメリカではコンサートも芝居も8時開演のことが多いので、其の腹ごしらえにピザは打ってつけだ。そう、ピザもブームだった。
シカゴのピザは生地が厚手と聞いていたが、ニューヨークの奴は薄手でパリッとして,具はペペロニとアンチョビが主流だったと思う。
インターンの当直の時は、夜食に其の大判のを取り寄せ、皆で分けて食らうのが唯一の楽しみだった。

帰国当時は、ピザ屋は六本木のニコラスただ一軒だった。その後ピザ・ブーム到来し、ラーメン並みに普及したが、今僕が気に入っているのはANA
ホテルのカスケードの石焼釜と、去年オープンしたパレスホテルのグランドキッチンのピザである。
あの、ながーく糸を引くモツァレラの味わいは、毎日でも飽きないほどだ。

ちなみに僕にとって毎日でも大歓迎が他に二つある。
一つは天丼。育ちは争えないもので、お座敷天ぷらではなくドテッと盛りつけられた天丼でなければならない。
そして今ひとつは、以前ブログで讃えたことのある「カツカレー」だ。
以上。
by n_shioya | 2012-12-07 21:23 | 食生活 | Comments(4)
Commented at 2012-12-08 03:06 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by n_shioya at 2012-12-08 10:02
hanaさん。
マハラジャはそのあとでしたね。
Commented by hana at 2012-12-08 18:36 x
あの絢爛豪華なマハラジャ!!すごかったですね。
今でもあるのでしょうか?
Commented by n_shioya at 2012-12-12 08:34
hanaさん:バブルがはじけ、演出家も退場させられましたね。


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