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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
昨日,ソニーに務め始めた孫が見舞いにきてくれ、“面白いですよー”と言って,本を一冊置いてってくれた。
今評判の「永遠のゼロ」である。 今更「零戦」でもないだろうと思ったが,これが意外に面白い。一気に讀み終えてしまった。 「零戦」の天才的な操縦士として宮部という主人公を設定し,特攻隊として果てるまでの軌跡を追うという筋立てである。 あの愚かしい戦争について,僕が常日頃感じ,思っている事をほぼ余す事なく描ききっていると言ったらほめ過ぎだろうか。 戦争を知らない世代がよくあそこまで,あの狂気の時代を掘り下げたものと感心している。 最後の意外な展開が,あまりにも「予定調和的」なのが気になったが,あそこまで徹底したプロットだとそれでいいのかも知れない。 一つだけ異を唱えたいのは、「真珠湾攻撃のだまし討ち」の責任が全て当時の日本大使館員にあるように書かれている事だ。 最近の調べで,あれは軍部の圧力に屈した本省の役人が,戦後になってから、現地の大使館員をスケープゴートにした事が分かったからである。
by n_shioya
| 2012-11-19 20:05
| コーヒーブレーク
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Comments(3)
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HOPE
at 2012-11-20 08:49
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だまし討ち、圧力、スケープゴート
人間の愚かしさが“余すところなく”表出するのが戦争や支配だとわかっていても そのような人生を生きる人はどう自分の一生を受け入れればいいのでしょうか
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Commented
at 2012-12-11 16:15
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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n_shioya at 2012-12-12 08:38
PEGAさん:食べ物のおいしさを口で説いても分からぬように、あの狂気の時代を、経験しない世代に伝えるのは容易なことではありません。又、地獄を見た人は、墓場まで其の思いを持っていくでしょう。
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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