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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
以前、イギリスの医療材料メーカーのスミスアンドネフューの顧問をしていた関係で,イギリスには何度か訪れる機会に恵まれた。
本社があるヨークは京都に比べられるイギリスの古都で,古い町並みが魅力的であり、また、仕事の前後に湖水地方やヨークシャーなど近郊を案内してくれるのも有り難かった。 案内役は会社の役員の運転手のキース・ベルと決まっていた。 かつての英国空軍のパイロットで、愛車BMWをスピッとファイアのようにワインディングロードを駆け巡る。 ヨークからロンドンまでは4,5時間の道のりだが,何時にヨークを出発しようと、必ずヒースローからのフライトには間に合わせるというのを特技にしていた。 そして湖水地方はキースの生まれ故郷である。狭い山道を空中戦さながらに疾駆するので,こちらは終わりにはふらふらになってしまう。 湖水地方は又,ワーズワースの古里でもある。 レーク・ウィンダミアを中心に、生誕地のコッカマス、妹ドロシーと居を構えたダブコッテージ,終の住処となったライダルマウントなど観るべきところが多い。 ラフカディオ・ハーンは東大の講義でこう言っている。 “ワーズワースは珠玉のような詩も生み出した。しかし残りの大半は駄作である。”と。さらに“全作品を読もうなど愚の骨頂だ”とまで。 だが,其の珠玉のなんと素晴らしい事か。 あの「水仙」一つの為だけでも,湖水地方を訪れる価値があると思う。
by n_shioya
| 2012-11-14 21:10
| コーヒーブレーク
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Comments(1)
Commented
by
HOPE
at 2012-11-20 08:24
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おいでになった各地は、私にとって未知の場所なもので、
時々「これは現実に存在している場所なのかしらん?」と不思議な感覚になったりします 物語の中のようです
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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