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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
今日は珍しい方にお会いできた。
平田オリザ氏。今が旬の演出家である。 最近,ロボットやアンドロイドを使った劇を演出されてると聞き,吉祥寺シアターの練習現場にお伺いした。 僕は今、容貌そして表情の「メッセージ性」と言う課題に取り組んでいる。 人は何故美容手術に踏み込むか? その答えは“シラノドベルジュラック”にあるとは,何度も触れたところである。 自分の発したいメッセージが容貌に裏切られる。シラノの場合,自分の発したいメッセージをクリスチャンの容貌に託す。その悲喜劇がエドモン・ロスタンの名作と言えよう。 つまり,容貌とメッセージの乖離。その「ギャップ」をメスで安全に埋めるのが美容外科医の使命と僕は捉えた。 その為にはその「ギャップ」を客観的に把握し、出来れば数値化する必要がある。 ならば,アンドロイドの顔にアニメーションを付ける作業は、解剖学的な表情筋の作用を分解し,表情そしてメッセージの次元に結びつける事であり,そのノウハウは「ギャップ」の分析に役立つに違いないと思ったのである。 幸い今日は,そのアンドロイドの登場する新作の稽古場面を見せていただき、予想した以上の示唆を得る事が出来た。 このアンドロイドは大阪大学のロボット工学の石黒教授と,平田オリザ氏のコラボレーションで生まれたそうだ。 この新作アンドロイド「三人姉妹」は来週末に吉祥寺シアターで開演する。 まことに楽しみである。
by n_shioya
| 2012-10-12 22:33
| 美容外科
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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