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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
文字通り「台風一過」の秋晴れ。だが、気温は31度と真夏並みの急上昇。
どうも最近の天気は異常である。 今日は先週月曜に引き続き、学習院の生涯教育講座。秋の第二回。 テーマはメタボと体型。 最近「見た目のアンチエイジング」にこっているが、“メタボと体型”は、“見た目とアンチエイジング“の関係を捉える格好の材料である。 メタボの必須条件となっている腹囲は、女性だけでなく男性にとっても加齢の象徴として”見た目“のなかで最も気になる部位であり、それが全身老化度の指標として取り上げられているからだ。 そして ①人は何故年と共に太る傾向があるか? ②腹囲は内臓脂肪を推測する手段。この内臓脂肪がメタボリックシンドロームの元凶と言える。 ③大切なのは摂取するトータル・カロリー。 なぜなら、糖分、脂肪分、タンパク質はカロリー源としては互換性があるから。 ④メタボ対策は家計簿と同じ。詰まり入と出のバランスの問題。ただ、家計簿では、入が出を越して欲しいが、メタボ対策はその逆であること。」 ⑤だが、今の若い女性の痩身願望は異常で、健康上宜しくない事。 ⑥また、今流行のカロリー・リストリクション摂食制限も行き過ぎは危険である事。これは限られた猿の実験にもと基づいた考えで、しかもその実験に対する批判も出始めている事。 ⑦従って、腹八分詰まり程々がいいが、このほどほどが一番守りにくい事。 など、など建前を述べた後、 最後に、 食べたいを我慢して長生きしてなんになる、何でも美味しく食べれば栄養になりますよ、とつい最後に本音を吐き出してしまった。
by n_shioya
| 2012-10-01 22:34
| アンチエイジング
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Comments(2)
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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