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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
今日は神戸日帰り。
駅の隣の全日空ホテルで、神戸大学の寺師君の教授就任祝いがあった。 「お目出度うございます。15年ほど前でしたか,大分大学の高安教授のご紹介で君と最初に会ったのは。皮膚科の助手だった君が,アメリカ留学を希望しているので,どこか適当なところを、と言うお話だった。 何か茫洋として,よく言えば飄々として,トレードマークの帽子が印象的だった。 すぐに僕は,ミシガン大学のデヴィッド・スミス教授にコンタクトを取った。 そして推薦状には,”正直なところ,僕は一度会っただけで彼を良く知っている訳ではないが、良さそうな男だからよろしく頼む“と。 アメリカの場合,おざなりの美辞麗句より,本音の推薦状が喜ばれるからである。 渡米後まもなくして,デーヴィッドから知らせが来た。 “お前,あの寺師君は良くできるぞ。大物だ。これからが楽しみだ。” また,暫くして “あいつは運のいい奴だ。手がける研究が皆当たる。” 僕は言い返してやった。 “そりゃ結構。でも運だけじゃないぜ。” 帰国後の寺師君の活躍は皆さんご存知の通り。 神戸大学の田原教授に助教授として招かれ、毛髪再生医療、フットケア、褥瘡と創傷治癒分野で多方面にめきめきと頭角を現した。 飄々と頭角を現すとは矛盾した言いだが,それが寺師君である。 これからは,田原教授が手塩にかけて育てた神戸大学の形成外科の主任教授として,教室をますます発展させ、日本の形成外科のメッカとなるよう,頑張ってください。期待してます。」 と僕は祝辞を贈った。
by n_shioya
| 2012-08-04 22:40
| コーヒーブレーク
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Comments(2)
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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