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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
とかくコトバは難しい。
特に日本語は。 日本語を使おうとする外人には僕はこういうことにしている。 “僕も配偶者も日本生まれの日本育ちだが、家では日本語が通じませんよ。” するとたいていの外人はなんとなく納得してくれる。 だがテレビなどにでる外タレはびっくりするほど日本語が巧いのが居る。中にはわざわざ東北弁も自在に操るタレントも居るようだ。 それから何時も感心するのが外来種の「相撲取り」だ。語彙は限られているのかも知れないが、インタビューに答える時は、アクセントもイントネーションも今時の「言語障害」の若者よりも、よっぽど品格がある。 僕の留学時代、アメ公の日本語は、GI(占領軍兵士)で覚えたパンパン(占領軍相手の売春婦)の日本語で、ニュアンスを知らずに使われると、こちらが顔を赤らめてしまうたぐいの卑猥な語彙が多かった。 その一つ。 インターンの時のチーフレジデントのジスカンという奴は二つしか日本語を知らなかった。「イチバン」と「スケベ」の二つである。 それが、サービスのつもりか僕を呼ぶ時には、そのなけなしの二つを動員して「イチバン スケベ!」と怒鳴る。周りに日本人が居ないからいいようなものの、ハラハラさせられたものだ。 “頼むからやめてくれ”と言葉の意味を話すと、かえって喜んで、それからはわざと日本人の居る場で、その二つの組み合わせで僕を呼ぶようになった。 嫌がらせも程々にと恨めしかったが、あるいは僕のことを本当にそう思っていたのかも知れない???
by n_shioya
| 2012-07-21 22:14
| コーヒーブレーク
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Comments(2)
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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