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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
「クェスト」
今、ヤーギンの「クェスト」に嵌まっている。
僕はヤーギンは、ノンフィクションの随一の名手だと思っている。
彼の出世作で、ピューリツァー賞を獲得した「プライズ」では、石油の世紀を描いて余すところがなかったが、この新作でもまた石油の利権を中心に展開する国際政治と経済、其の現在と未来像を克明に描く。
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思えば我が国が始めたあの愚かな、博打とも言える太平洋戦争も、発端は我が国の切迫した石油事情にあった。
「石油の一滴は血の一滴」とは、昭和一桁にはなじみ深い戦意高揚のスローガンである。
今進行中の、原子力村のごり押しも、其の根底には我が国のエネルギー事情を人質にした脅迫行為とも言える。

「石油を制するものは世界を制する。」は今も続く現実である。
大義無きアメリカのイラク戦争。
復活しつつある強いロシヤのと旧ソビエト衛星国への締め上げ。
日本近海への中国の侵出。
皆、現在そして近未来もエネルギーの中心であり続ける石油の利権の争奪戦である。
我が国今必要なのは将来を見据えたしたたかな外交であり、永田町で派閥抗争の“政治ごっこ”をしている時ではない。

ヤーギンの魅力は彼が卓越したストーリー・テラーという事にある。
この複雑なエネルギーにまつわる歴史と世界政治を、膨大な資料と分析に基づいて、スリルとサスペンスに満ちた壮大な叙事詩に仕立て上げる。
しかも「プライズ」そして其の後の「コマンディング・ハイツ」もそして今回の「クェスト」もそうだが、彼の“語り”には、1ページ目から、いや、出だしの第1行から引き込まれてしまう。
出来るものなら、僕もこのような本を一冊でも書いてみたい。
テーマは?
まだ㊙としておきましょう。
by n_shioya | 2012-06-15 22:20 | 原発事故 | Comments(2)
Commented by HOPE at 2012-06-18 08:35 x
こういう本をすらすら読んでみたいと思い続けて早何十年
いつまでもかないません~
Commented by n_shioya at 2012-06-19 22:33
HOPE さん:
スラスラどころか、ヨタヨタもいいところで、結構取り違えているのかもしれませんが。


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