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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
頑張れ,山中教授!
“おい、見たぜ。”
クラスメートの一人から電話が入った。
“何を?”
“テレビのニュースに映ってたぞ,山中教授の講演会でさ。”
頑張れ,山中教授!_b0084241_2283372.jpg

そう,今日からパシフィコで始まった第11回日本再生医療学会の中での市民公開講座」では1000人近くの市民が参集した。
お目当てはiPS細胞を開発した山中教授である。
今回は「体は再生する!?」という挑発的なテーマで,心臓外科の沢教授と俳優の辰巳琢郎さんのお二人との掛け合いを交えながら、再生医療の現状を解説された。
ミーハー精神の旺盛な僕も,年甲斐もなく最前列に陣取って,我らが希望の星、山中教授の話しに聞き入って居るところを、NHKのカメラがとらえたらしい。
頑張れ,山中教授!_b0084241_2275060.jpg

培養皮膚に始まった再生医療は,その後軟骨再生、心筋梗塞の治療、更には実験段階だが,神経細胞の再生へと急速に進歩を遂げている。
其の中で、iPS細胞そのものが臨床の場で実用化されるには,まだ長い道のりが予想されるが、いずれは患者に直接移植して機能回復に役立つだけでなく、病体モデルとしてのiPS細胞の活用の意義も大きい。

僕は山中教授に惚れ込んでいる。
これだけの偉業を成し遂げたのに,大変謙虚な方である。
そしてお話は淡々と話しながらユーモアを交え,大変分かりやすい。
何よりの彼の研究姿勢は,自分がベッドサイドで持った疑問を実験室に持ち込み,分子生物学の最先端を駆使して,解明の糸口をつかみ,またそれをベッドサイドに持ち帰って患者の治療・救命に役立てようという,最近の視野狭窄的な研究ではない、医者としては稀に見る正統派の研究の展開である。
しかもベッドサイドから実験室に入ってわずか10年ちょっとでこの偉業を成し遂げられた。

脱帽!
by n_shioya | 2012-06-12 22:09 | 再生医療 | Comments(2)
Commented by 恵子 at 2012-06-13 05:40 x
山中教授の技術が
ベッドサイドで、スグ生かせるよう
計らってください。
いにしえの施術患者の名目とかで。
待ってる間に患者は悪くなります。

三宮で山中教授とおぼしき男性を
お見かけしました。
ごく普通の男性なんだけど
オーラがすごかったです。
Commented by n_shioya at 2012-06-13 21:36
恵子 さん:
みんなで応援しましょう。


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