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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
今日、たまたま何時ものメンバーと、つまり白壁、山田、大慈弥そして日比野先生とランチをご一緒したので、このところの僕の懸案の『たるみ』について議論を交わした。
山田先生は骨粗鬆症、オステオポロ―シスにならって、皮膚の老化も皮膚粗鬆症、ダーマトポローシスと呼ぶべきというお考えを持っている。 だから、たるみも全体的にとらえ、老化にによりまず体の中核と言うべき骨が委縮し、その為周りのつまり体全体がだぶつき、それに加えて筋肉は筋肉では弛緩してこれもたるみの原因となり、更に支持組織の筋膜は伸び切り、脂肪は下垂し、皮膚もたるむと考えたらよいのではと言われた。 ほかの先生方もこの御意見には賛成だったが、さてそれでは対策となると、これ又、それぞれの組織に合った方法を選択すべきだが、その方法については議論百出で、ランチになのを食べたかも今思い出せないほどである。 また、筋肉、筋膜、脂肪そして皮膚のたるみの絡み合いについてはまだ、研究はこれからということだった。 つまり意見が一致したのは、たるみというのは複雑あいまいな状態で、まだ我々医者の研究が、その対処は愚か、原因究明も追い付いていないということである。 さて?
by n_shioya
| 2012-03-30 05:22
| アンチエイジング
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Comments(2)
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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