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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
最近の旅行カバンの進歩は目覚ましい。
赤、青、黄と色とりどりで、しかも恐ろしく軽い。こんなにペコペコするポリなんとかの高分子の薄板で、空港での荷物の搬入搬出の衝撃に耐えられるのか心配になるほどだ。なんせ、現場ではポンポンと容赦なく放り出されるのだから。 古いトランクがあまりにも汚れてぼこぼこになったので、次回の訪欧にあわせ、 今日三越で新しい奴を買い求めたところである。 何よりもありがたいのは、キャスターの導入である。最近は4輪で、立てたまま前後左右自由に動かせる。 又、送付ミスも激減した。昔はグループ旅行の際、必ず一つぐらいは間違ったフライトに積み込まれ、迷惑したものである。 その為、預けた荷物は着かないこともあるという前提で、最低下着のワンセットは、機内持ち込みのバッグに入れておくよう、指導されたものだ、 昔、ブラジルの学会の時に、東海大学の谷野教授の荷物がヨーロッパのどこかにおくられてしまい、会期中は現地で調達した衣類でしのいだのを想い出す。学会にそぐわない衣装で会場をうろつき、一々仲間に弁明していたのが、気の毒だが滑稽だった。 航空会社から100ドルほどの経費は出してくれたようだが。 ブラジルを発つ日になってやっと荷物は戻ってきた。 旅装が楽になったのに反比例して重装備になったのが、セキュアリティ・チェックである。 靴を脱がされ、持ち込める水分は100CC以下。 鍵やコインなど金属はすべえ体から剥ぎ取り、挙げ句にはベルトも外せと言われ、慌ててズボンまで脱ぎ始めて、前回のハワイの旅では失笑を買った。 入国管理も、殊にアメリカはヒステリカルである。 指名手配人に対するかのように、パスポートと見比べ、最近では指紋検査まで導入された。 前々回の訪米では、洗濯好きの配偶者の指は指紋が磨滅してプリントがとれず、危うく入獄拒否されるところだった。 国境のない世界はいつ来るのだろう。 そしてテロの温床となる、格差社会の是正される日は来るのだろうか? 今日もテレビは、アメリカの国防長官が、テロを防止するはずの米兵の残虐行為のお詫びにアフガンを訪れていると報じていた。
by n_shioya
| 2012-03-14 22:39
| コーヒーブレーク
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Comments(4)
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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