|
NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
ライトアップされた高山寺の紅葉を背に、山中教授はテレ朝のインタビューに答えていた。
昨日京都で開催されたiPSシンポジュームを受けての、ニュースステーションの特集番組である。 “iPSと名付けられた理由は?”との古舘キャスターの問いに対し、山中教授は答える。 “命名には頭を使いましたよ。過去にも日本人の発見したことが、その名前が普及せず、後発の外国人の名前が広まって、あたかもその外国人の発見の様にとられてしまったことがいくらもある。 そこで考えました。 2字では弱い、3字で何かインパクトのあるものはないかと。 そして頭に浮かんだのが、iMAC,iPODです。 正式の名前としてはInduced Pleuripotent Stem Cellと呼びたい。 そこでまず小文字のiで始める。そしてPSと大文字で続ける。それがiPSです。 まあ、最近のコンピューター名のパクリですね。“ なるほど。 確かにネーミングは大切である。 最近、「ミタメのアンチエイジング」というフリーペーパーを出す際の、関係者の議論を想い出した。 そう、三文字で行こう。ずばり「ミタメ」。そしてローマ字表記では、「mitame」の真ん中のタをイタリックとした。 実は先日、アンチエイジング大賞受賞者の選考にあたり、一人の有力候補から御断りが来てしまった。 アンチエイジングというのは、加齢という自然現象にあらがうようで気に入らない、と。 確かにそういう議論はこの分野がスタートした十年ほど前から続いている。 では、サクセルフルエイジングはどうか、ウェルエイジングはなどと色々な名称が上がったが、結局は定着せず、もうアンチエイジングで行こう、となったいきさつがある。 名前より中身が正しく理解されれば、というつもりだったが、なかなかそうもいかないらしい。 何か言い呼び名は無いですね?我々としても「健康長寿」にピッタシの言い方があれば、改名するのにやぶさかではないのですが。
by n_shioya
| 2011-11-19 21:50
| アンチエイジング
|
Comments(4)
Commented
at 2011-11-20 08:00
x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
冬隣
at 2011-11-20 08:02
x
本当に呼称はイメージはもちろん、場合によっては中身まで影響しますよね
名前がついた時点で一人歩きするものがある気がするのでとても大事というのには同感です
0
Commented
at 2011-11-20 09:02
x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
n_shioya at 2011-11-20 09:30
冬隣さん:
抗加齢に変わる良い名前は思いつかれたらお知らせください。
|
塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
以前の記事
検索
カテゴリ
全体 アンチエイジング スキンケア 医療崩壊 キズのケア QOL 老年病 介護 手術 全身療法 食生活 サプリメント エクササイズ エステティック ヘアケア 美について コーヒーブレーク 医療全般 原発事故 睡眠 美容外科 再生医療 再生医療 未分類 最新のコメント
フォロー中のブログ
ICELANDia アイ... 九十代万歳! (旧 八... ・・・いいんじゃない? 京都発、ヘッドハンターの日記 美容外科医のモノローグ ArtArtArt 芙蓉のひとりごと 真を求めて 皆様とともに... ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
|
ファン申請 |
||