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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
永年ベンツに乗り続けてきて、体がすっかりベンツになじんでしまったらしい。
先日書いたような事情で愛車が修理工場に入院し、代車に乗っている。 決して悪くない国産車だが、どうも違和感がある。 加速やハンドリングそして安定感がいまいちである。慣れというよりは、やはり造りの違いのようだ。 だが、40年前に初めてベンツにした時は、あまりにも頑固な車で、しまったと思ったのを思い出す。 ハンドルもバカでかく、シートは固く、発進加速がのっそりとしている。その頃のベンツは、2速発進だった。クリーピングを防ぐためというのが、その言い分だった。 だが、慣れてくるとだんだん良さがわかってきた。 まず長距離で疲れない。これはシートが堅めのお陰だとだれもが言う。 また、ハンドルを切った時の曲がり方も、こちら様の言うことは聞かないで、自分の曲がり方がある。それに慣らされると、ベンツの方が正しいような気になってきた。 また、唯スムースに走るだけではない。つまり、路面の状態が伝わるだけのものは残してある。なんと言ったらいいか、大げさに言えば路面との対話がある。 つまり、こちらが降参してしまえば、ベンツは大した優れた車だと言うことがわかってきたのだ。 そしてこれまで、それぞれ20~30万キロは乗って買い換えてきた。 だが、最近はだいぶ日本車に近くなったという。 ご主人様の意向を伺いすぎて、ベンツらしさが薄れてきたとはだれもが言う。 だが、今こうして日本車に乗っていると、やはりあのベンツ無骨さはまだ残されていたのが良く分かり、はやく戻ってこい、と心待ちにしている。
by n_shioya
| 2011-11-06 23:32
| コーヒーブレーク
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Comments(2)
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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