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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
福岡で開催された三日間の日中形成外科学会を終えて帰宅したところ。
今回が21会目だったが、会長の福岡大学の大慈弥教授の人気もあってか、今までにない盛会だった。 ![]() 20年前、さまざまな困難の末開催された、西安での初回会議を思い出して、感無量だった。 会議そのものも充実していたが、圧巻は会長招宴のアトラクション。 福岡大学付属若葉高校のダンス部の演技。国際大会で優勝しただけあって、若さの炸裂した、ベジャールのバレーローザンヌ顔負けの迫力のある踊りだった。 ![]() 〆の挨拶を指名されて僕はこう言った。 「日本にとって中国は最も近く、最も遠い国である。一つには我々が、太平洋の反対側にばかり気をとられ、我々の文化のルーツをないがしろにしてきたからでもある。 それどころとか、つい先ごろは、欧米の植民政策の尻馬に乗って、多大の迷惑をおかけした。 だが、その非を未だに認めようとしない輩がのさばっていることは、同じ日本人として、まことに申し訳なく思う。 だが、学問に国境は無い。 これからは良き隣人として、形成外科の発展のため、共に歩み、また学問を通じて、日中の親善を深めていきたい}と。 最近、「国家のプライド」を云々することが流行っているが、虚心に己が非を認めて謝罪せずになんの「品格」かというのが、僕の本音である。 ![]() フォトは、この挨拶に暖かな拍手で応えてくれた隣国の賓客たちである。
by n_shioya
| 2011-11-04 22:46
| 医療全般
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Comments(2)
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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