|
NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
きっとこのところ心が病んでいたに違いない。
今日のグループ・ストーリーズの「語り」は本当に癒しになった。 「語り」とは朗読の一種と言えるが、それに身振り手振りがはいり、物語の迫真力が増す。 今日の演目は、 ピアノのおけいこ(立原えりか ) 口演:雨宮京子 洋食セーヌ軒(神吉拓郎) 口演:斎藤和彦 くびなしほていどん(さねとうあきら)口演:高見沢絹江 夕靄の中(山本周五郎) 口演:倉田美香 であった。 場所は演目にふさわしい、何時もの千駄木の芝居小屋。 「語り」の楽しみは、唯読むのと違い、また逆に実物が現れる映画や演劇とも違い、聞き手が自由に想像の羽を広げることができるところに妙味がある。 そもそも欧米では文芸作品、とくに詩などは先ず仲間内のサロンで朗読されたものと聞いている。 ストリーズも和物にこだわらず、洋物例えばオーヘンリー、モームまた最近ではチーバーのものなども、「語り」でこなされたらいかがだろう。 僕だけでなく、ほとんどの現代人は心が病んでいいるのではないかと思う。 其の一つの原因が、文字通りネットで自分の首を絞めているからではなかろうか。 ネットは確かに便利なツールである。だが、いくら文明の利器が進歩しても、それについていけない人間の素朴な本質がある。 例えば人一人に必要な緑のスペース。 また、ケータイを介さない、直接の対面会話。 自らの作りだしたネット環境にむしばまれた現代人の癒しの一つに「語り」があると言いたい。
by n_shioya
| 2011-10-15 23:00
| コーヒーブレーク
|
Comments(2)
|
塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
以前の記事
検索
カテゴリ
全体 アンチエイジング スキンケア 医療崩壊 キズのケア QOL 老年病 介護 手術 全身療法 食生活 サプリメント エクササイズ エステティック ヘアケア 美について コーヒーブレーク 医療全般 原発事故 睡眠 美容外科 再生医療 再生医療 未分類 最新のコメント
フォロー中のブログ
ICELANDia アイ... 九十代万歳! (旧 八... ・・・いいんじゃない? 京都発、ヘッドハンターの日記 美容外科医のモノローグ ArtArtArt 芙蓉のひとりごと 真を求めて 皆様とともに... ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
|
ファン申請 |
||