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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
久しぶりに“心温まる”自伝を呼んでいる。
坂本義和の「人間と国家」で、自叙伝を兼ねた国際政治学の書といえるだろう。 我々世代は一代の間に二度、三度と価値転換を迫られた。 そして国家に対する抜きがたい不信感を植え付けられた世代である。 常識が否定され、良識が生命を脅かす不気味さ。 それは今も繰り返されている。 土人の酋長を神と崇めさせられた戦前。 原子爆弾による解放。 本国にも存在しないアメリカ民主主義の強要。 マルキストでなければ人にあらずの旧制高校時代。 平和のためのベトナムでの殺戮。 アメリカの属国として沖縄の犠牲でかろうじて保たれている偽りの平和主義。 等々。 其のそれぞれに対する彼の受け止め方にすべて賛同するわけではないが、同時代を生きてきた者として、同じ心の葛藤を読み取り、“心温まる”と言ったのである。 国際政治は不思議な生物である。 歴史と同じく再現性は無い。 だが法則性はあるようが、実証はできない。 よく政治家が躓いて退陣する際、歴史が審判を下すだろうと言うが、歴史は権力者によって捻じ曲げられ、場合によっては塗りかえられていることが少なくない。 真実は常に「藪の中」である。 太平洋戦争だけでも未だに解明出来ず、もがいている素人である。 残された年月を無駄にせぬよう、本業に励んだらどうだ。 それは「美とは?」の追求である、「ミタメ」を手がかりに。
by n_shioya
| 2011-09-21 22:55
| コーヒーブレーク
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Comments(2)
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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