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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
失われた時を求めて
「美の迷宮」をさまよいながら、子供の頃のことをもい出した。
それは小学5年のとき、親父と一緒の富士登山の帰りに富士屋ホテルに泊まった時の話である。
あの髭のホテルマネジャーが、館内を案内してくれた。そして屋上のプール脇の温室で目にしたのは、溢れるばかりに咲き誇ったグロキシニアの鉢の大群だった。
赤、青、ピンクの覆輪。肉厚の葉。
グロキシニアを見るのは初めてだった。
これほど美しいものが世の中にあるとは、と感動したのを思い出す。
失われた時を求めて_b0084241_2319753.jpg

その後町の花屋でも見かけるようになったが、あの時の魂を奪われるような感じは生れてはじめてだった。
その後は?
その後、どのようなものやことに美しさを感じたか?そしてその時の感じは。
こう考えるのは、今僕は美とは観るものと観られるものとの相互作用としてとらえようとしているからだ。
こうして僕の「失われた時を求める」旅が始まる。
by n_shioya | 2011-08-23 23:17 | 美について | Comments(2)
Commented by HOPE  at 2011-08-23 23:19 x
時が瞬時に止まるようなことってありますね
一番大きいのは心の響きみたいなものでしょうか
「美」からの響きは本当に強烈で消えないです
それが、映像であれ、音であれ、香りであれ…
こればかりは「人間でよかった」と思う時かもと感じました

Commented by n_shioya at 2011-08-25 08:24
HOPE  さん
その心の響きを大事にしたいですね。


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