|
|
NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
![]() ロマンティック街道の主役は何と言ってもローテンブルグであろう。 タウバー川を見下ろす丘に造られた中世そのままの街。 周りは城壁で囲まれ、正門から街に入ると、メインストリートが緩やかに下っていく。 昔風の家並みや店が続く中で、日本人に最も人気なのはクリスマスショップであろう。 ![]() また、古めかしい作りの旅籠屋、アイゼンフートなどたとえ泊る余裕がなくても、コーヒーなどでちょっと憩いはとりたい。 ドイツにはブルグと名のつく街が多いが、ブルグとは城のことである。 一旦城壁の門を閉じれば、街全体が砦となる。 つまりブルグの住民は運命共同体である。 これはヨーロッパの街すべてに当てはまる。 そして街の真ん中には広場があり、住民の交流の場として市場が開かれ、公園ではベンチで老人達が憩う。 これがコミューニティライフというものだろう。 これに反し、日本は各人の家が一つの城であり、家は塀で囲まれ、一歩外に出れば敵陣という感覚で育ってきたので、内と外を峻別するというのが、碩学和辻哲郎が名著「風土」で指摘しているところだ。 従ってコミューニティの感覚が欠如とは言わなくても育ちにくい。 その代わり家族間のきずなは強かった、核家族化するまでは。 超高齢化社会を迎え、老人のQOLが問題とされてきている。 其の中核は畢竟生きがい、それを支えるのが他人との交わりではないだろうか。 今更日本の街をブルグ化せよと言ってもナンセンスだ。ただ、日本人の風土に見合ったコミューニティ造りは模索されていいのではなかろうか。 だがそれには、互いのプライバシーに踏み込まないで、他人同士で共通の話題を楽しむコツを会得せねばならぬ。 パーティにしても同じことが言える。 欧米の場合は身内だけで話しこまないで、知らぬ人同士を引き合わせるのがホストの役目である。 我々も名刺の肩書から始まる付き合いだけではなく、まず人間同士の絆をつくって、仕事はプラスアルファぐらいにするのをよしと出来ないものだろうか。
by n_shioya
| 2011-08-20 22:44
| コーヒーブレーク
|
Comments(2)
|
![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
以前の記事
検索
カテゴリ
全体 アンチエイジング スキンケア 医療崩壊 キズのケア QOL 老年病 介護 手術 全身療法 食生活 サプリメント エクササイズ エステティック ヘアケア 美について コーヒーブレーク 医療全般 原発事故 睡眠 美容外科 再生医療 再生医療 未分類 最新のコメント
フォロー中のブログ
ICELANDia アイ... 九十代万歳! (旧 八... ・・・いいんじゃない? 京都発、ヘッドハンターの日記 美容外科医のモノローグ ArtArtArt 芙蓉のひとりごと 真を求めて 皆様とともに... ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
|
ファン申請 |
||