|
NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
今日は一日ゴルゴ漬けであった。そんな日もあってよいだろう。
ゴルゴ13は僕の愛読書ナンバーワンのである。 ゴルゴにはさまざまな癖がある。 例えば絶対に握手をしない。他人が後ろへ回るのを許さない。などは自衛のためである。 また、ギラン・バレーという奇病の持ち主で、発病している時は姿を隠す。などはゴルゴファンならどなたでもご存じだろう。 スナイパーとしての成功率は99.99%。ただ一度の失敗は不発弾のせいということになっている。命中率が天才的なのはプロだから当たり前だが、僕が何時も感心するのは、時差ボケで悩まされないことだ。 プロのパイロットやスチューワデスでも時差ぼけだけはお手上げというのに。 そして何よりもその面白さは筋立てにある。 ここ数十年の世界での出来事を題材に、いかにもその裏の裏はこうだったに違いないと思わせる、ストリーの展開である。 例えば今日本で、菅首相が原発対策にのめり込み、東電の懲罰、保安院の独立、発電・送電の分離を本気で推し進めている時、もし首相に何かあったら、ゴルゴの愛読者ならまず、真犯人はゴルゴと考えるに違いない。 そしてその依頼人は、東電、経産省ではなく、フランスの原発管理会社アレバであろうことは推察する。その巨大な日本への管理料の一部に、ゴルゴへの報酬が含まれていることは当然だ。 いや、原子炉冷却電源の壊滅から、アルバ社が絡んでいるのでは、と考え始めれば、もうゴルゴ病膏肓にいると言えるというべきかもしれない。 だが、 “笑っちゃいけないけど、セックスする際、上の肌着を脱ぐと、カツラが引っ掛かってズレてしまう。そのため、パンツは脱いでも上は着たまま、しちゃうそうです。(消息通)”という、無様な不倫で責任をとらされた西山審議官が、色ネタの脇役として登場することは間違いない。 と、ここまで書いてきて気付いたのは、世界に類を見ないほど脇の甘い首相官邸である。危機管理など言う不吉な発想は想定外の世界だ。 その主人公を消すのに何もゴルゴに頼らずとも、その辺のチンピラに札びらを切れば一件落着し、すべての利権は保全されるということは間違いない。 などと不謹慎のそしりを覚悟で、一ゴルゴファンは妄想をたくましゅうした。
by n_shioya
| 2011-08-04 22:07
| 原発事故
|
Comments(10)
Commented
at 2011-08-04 23:49
x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
miya
at 2011-08-04 23:53
x
本当に脇が甘い。西山氏も未来の次官候補ですから、弱みを握っておこうと考える連中がいても不思議ではありません。
反原発も、裏では太陽光発電その他の利権を狙う組織が国内外にひしめいているそうです。 その上、節電・電気代値上げで日本の製造業の海外へのシフトは加速しています。 日本がボロボロにならなければ良いのですが…。政治家、官僚は宗主国アメリカ様の顔色をうかがうばかりで、国民のことを考えているのでしょうか。
0
Commented
by
n_shioya at 2011-08-05 12:47
余計なことですが さん:
有難うございます。
Commented
by
レスベラトロール サプリメント
at 2011-08-05 21:38
x
非常に興味深い記事。ありがとう
先生、お見事な筋だて!次回のシナリオ公募にぜひ出して下さい。
Commented
by
n_shioya at 2011-08-05 22:55
ハドソン さん:
ゴルゴがお好きとは嬉しいですね。
Commented
by
n_shioya at 2011-08-05 22:56
miyaさん:
それでも日本はつぶれない、というのが世界の七不思議のひとつだそうでる。
Commented
by
n_shioya at 2011-08-05 22:57
レスベラトロール サプリメント さん:
こちらこそありがとうございます。
Commented
by
n_shioya at 2011-08-05 22:59
valkyries さん:
以来、事件の度に、この裏でゴルゴは?と考える癖がついてしまいました。
このトピックに他の記事を書いたのですか?
フランスからのニコラス
|
塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
以前の記事
検索
カテゴリ
全体 アンチエイジング スキンケア 医療崩壊 キズのケア QOL 老年病 介護 手術 全身療法 食生活 サプリメント エクササイズ エステティック ヘアケア 美について コーヒーブレーク 医療全般 原発事故 睡眠 美容外科 再生医療 再生医療 未分類 最新のコメント
フォロー中のブログ
ICELANDia アイ... 九十代万歳! (旧 八... ・・・いいんじゃない? 京都発、ヘッドハンターの日記 美容外科医のモノローグ ArtArtArt 芙蓉のひとりごと 真を求めて 皆様とともに... ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
|
ファン申請 |
||