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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
骨の老化を「骨粗鬆症」と呼ぶのに倣い、皮膚の老化を「皮膚粗鬆症」と呼ぶべきと提唱しているのが、近畿大学の皮膚科の山田教授である。
僕はなかなかいいアイデアだと思う。 加齢と共に骨分が疎になり骨折の原因にもなる。疎になる原因はカルシューム不足や、代謝異常、内分泌の変化などが根底にある。 詰り全身の老化の反映でもある。 同様に皮膚の場合も、コラーゲンが劣化し真皮が疎になり、表皮細胞も隙間が出来て保水能力が衰え、乾燥肌となり、皺だらけの薄い皮膚になるからだ。 これも皮膚だけの問題ではなく、全身の老化、栄養、ホルモンバランス等々の反映である。 勿論皮膚の老化の原因の八割は紫外線による光老化とされているし、また皮膚の場合は幸い直接局所の対処が可能なので、スキンケアは必須であるが、老化の根本原因である、酸化と糖化に対する全身的な対処もこれからは重視さるべきだろう。
by n_shioya
| 2011-07-17 22:04
| スキンケア
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Comments(4)
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船長
at 2011-07-17 22:33
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皮膚粗鬆症ですか
これはわかりやすい! しかし、いつだかテレビで見たスカスカの骨の写真、 皮膚もあんな感じにあるというのですか? なんか焼け石に水という気がしてきました 嗚呼…
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at 2011-07-17 22:52
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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n_shioya at 2011-07-18 22:13
Commented
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n_shioya at 2011-07-18 22:15
ローズマリー さん:
あまり神経質にならず、常識的な予防と対策で十分なはずです。
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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