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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
このところ目の調子がおかしく、いささか不安になり、眼科の診察を受けた。
何となくうっとうしい感じがするが、眼底検査では前回に比べ特に異常はないという。 ということは、二度ほど起こった黄斑部の浮腫は完全に消退しているが、後遺症としてその部分の視力障害が残っているらしい。 これ以上の改善は望めないのでは、ということだった。 具体的には中心部の視野に歪みがあり、またその部分の黄色が抜けてしまう。 そして改めて気付いたのは、その部分の映像が正常の側に比べて、2割がた大きく見えるのだ。 うっとうしさは、この映像のサイズの左右差にあるかもしれない。 多少は眼鏡のレンズで調整はできるかも、ということで試してみることにした。 素人考えだが、これは黄斑部が治癒過程で多少収縮してきたのではないかと思う。創面の収縮は皮膚の創傷治癒では良く見られる現象だ。それが脳に投影されると、健常側よりも拡大されてしまうのでは。 とすれば、まだ治癒過程なので、時間と共に多少は戻ってくれるかもしれない、と淡い期待を抱いている。
by n_shioya
| 2011-04-12 22:35
| アンチエイジング
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Comments(4)
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御隠居@横丁
at 2011-04-13 17:43
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長寿化の恩恵のひとつとして、特に歯科や眼科で、高齢者の歯や目の状態についての多くの臨床例が集まりだしたのは最近のことのようですね。
たとえば眼科でいえば老化に伴う遠視化は、かつては潜在してた遠視が調整機能の衰えで露出してくると解説されてたのが、実際に眼軸縮小傾向が認められたとか。 ということで、おそらく先生のご洞察は正しいのでありましょう。これが医学の進歩につながることを祈ります。
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ランスタンドゲラン
at 2011-04-13 20:02
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私は眼に症状が出ると「失明したら大変」と思ってしまい、不安を感じます。先生は読書をよくなさるので、眼の症状はわずらわしいでしょうね。回復経過の通過症状であることを願います。どうぞお大事に。
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n_shioya at 2011-04-13 23:04
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n_shioya at 2011-04-13 23:05
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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