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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
野菜も見た目?? セカンド・ハーベスト
この頃の食材は、野菜でも果物でも見た目は実にきれいである。
色つやもいいし、粒もそろっている。
だが、規格に合わない品はどうするのだろう、と前から気になっていた。
自然の産物だから、でこぼこや色の乱れがあっても不思議はないのだが・・・
これまで、それらはすべて廃棄されてきたという。
ここでも「見た目」がすべてか、と「見た目のアンチエイジング」を推進する身としては、複雑な気持ちになった。

ところが、この廃棄処分になる、中味は味も含め、見た目での合格品と何の遜色もない野菜や果物を無償で譲り受け、生活困窮者に供給する団体の存在をテレビで知った。
セカンド・ハーベスト」というしゃれたネーミングで、どうもアメリカ由来のようである。

ところで、「セコンド・ハンド」と言うと、いわゆるセコハンで中古品を意味するが、「セカンヅ」と複数になると、品質にやや問題有りと検査からはねられたものを意味する。
欧米では、工芸品などで多少できの悪いものはセカンヅとして、市場には出さず、半値以下の格安値段で直営店で販売されることが多い。
芸術作品と違い、工芸品は多少の瑕キンは使用上何ら差し支えない。
ヨーロッパのガラス工房や焼き物の工場の売店で、素人には区別のつかないセカンヅの掘り出し物を探しあさったことを懐かしく思い出す。

セカンド・ハーベストとは:
「食品メーカーや外食産業などでは、品質には問題がないものの、包装不備などで市場での流通が困難になり、商品価値を失った食品が発生する。従来は廃棄されていたこうした食品の提供を原則として無償で受け、生活困窮者を支援しているNGO・NPO等の市民団体を通じて野外生活者や児童施設入居者などの生活困窮者に供給する、いわゆるフードバンク活動を中心に行っている。提供を行う企業にとっては、廃棄に掛かる金銭的な費用を抑制できるだけでなく、食品廃棄物の発生を抑え、福祉活動に貢献しているという面でCSRの取り組みともなり、企業価値の向上にもつながってくる」(ウィキペディアより)
by n_shioya | 2011-04-09 22:43 | コーヒーブレーク | Comments(8)
Commented by 船長 at 2011-04-10 06:31 x
子供のころからの疑問でした
なんで揃っていなきゃいけないのか
同じ思いの人がいたんですね
違いは実行に移しているところ…勉強になります
Commented by 棚家 at 2011-04-10 13:37 x
もっとも形が揃っていて、それゆえ味は変わらないのにもっとも高額な果物は、葬式のお供え用だそうですね。死んだ人は食べないから、逆に味とは無関係に形に拘っているんだそうです。
Commented at 2011-04-10 20:46 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by n_shioya at 2011-04-10 21:53
船長さん:
なんでこんな風潮になってしまったのでしょうね?
Commented by n_shioya at 2011-04-10 21:53
棚家さん:
なるほど。納得です。
Commented by n_shioya at 2011-04-10 21:54
ランスタンドゲランさん:
実物で失望されなかったことを願っています。
今度は是非声をおかけください。
Commented by 御隠居@横丁 at 2011-04-11 09:18 x
かつては「ブ○」と呼ばれてた人が、ポリティカリー・コレクトネスで「顔の不自由な方」と呼ばれるようになり、最近は「セカンド・ハーベスト」と呼ばれてるとか。
Commented by n_shioya at 2011-04-11 22:22
御隠居@横丁さん:
それは知りませんでした。
けだし名言、などいったらポリティカリー・インコレクトもいいところでしょうね。


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