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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
円覚寺詣で
鎌倉の円覚寺の墓地に、配偶者の姉は眠っている。
三年前、発見した時はもう手遅れだった末期のすい臓がんで亡くなった。82歳だった。
嫁ぎ先の大川家の菩提寺が円覚寺である。其の数年前に、義兄は先に墓地に入っている。

今日はその命日なので、お参りに行った。
墓地は本堂を見下ろす高台にあり、白梅が満開だった。
“こんないいところなら、カトリックをやめてここに入れて貰おうかしら。”半ば真顔で配偶者は漏らす。
円覚寺詣で_b0084241_22365747.jpg

法事の際は、参加者一同で北鎌倉駅の近くの「鉢の木」で会食をするならいだが、今日は我々だけなので、ガイドブックにある「笹の葉」という和食の店を試すこととした。
駅を出て大船方面へ右折し、コンビニのところを又右折してつきあたりの、笹藪に囲まれたしもた屋がそれであった。
駅からほんの数分のところだが、ちょっと路地を入るのでわかりづらい。だが、ガイドブックに載っているだけあって、よく知られた店なのか昼前なのにすでに満席に近かった。
円覚寺詣で_b0084241_22373572.jpg

料理は和食だが、今風のマクロビオテックと言う奴で、玄米菜食である。
配偶者はご満足だったし、僕も親父の信奉する玄米菜食で惨めだった子供時代を懐かしみながら、箸を進めた。
ガイドブックを観ると、鎌倉、逗子方面には魅力的な食いもの屋がまだまだあるようだ。
これからは、墓参にかこつけてまめに鎌倉詣でをせにゃ、と不謹慎な思いに駆られている。
by n_shioya | 2011-03-06 22:39 | コーヒーブレーク | Comments(4)
Commented by だんぷ at 2011-03-07 07:17 x
奥様のコメントがいつもながらストレートでいいなぁと思ってしまいました
そんなに魅力的な場所なのですね
ところで、年末に友人に連れられ訪れた隠れ家のようなレストランも居心地よく良かったですよ
江ノ電の線路脇でひかれないよう線路またいで行くのですが、
気心知れた友人の家でのんびりしたような気分になれました
問題は連れていってもらうと場所も名前も覚えていられないこと
思い出したらお知らせします
Commented by あやめ at 2011-03-07 16:01 x
アヤ先生は 色々な文章を書かれるですね~(すごい!) 今日のブログは長年連れ添ってきた伴侶を深い愛情で包み込んでいる様子が、鎌倉の静かな情景と文章の流れがマッチしてて なんだかラブストーリーを読んだみたいな気分です。
Commented by n_shioya at 2011-03-07 22:00
だんぷ さん:
我が家での会話は真剣勝負です。
いつも負けるのは当方ですが・・・
Commented by n_shioya at 2011-03-07 22:00
あやめさん:
恐れ入ります。


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