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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
10日ほど前から配偶者が夢中で読みふけっている本があった。
盛岡の従兄弟から送られてきた水村美苗の「本格小説」である。 “何がそんなに面白い?” “ともかく面白いのよ。アメリカだの、軽井沢だの、成城だの馴染みのところが次々に舞台として展開するし・・・。そう、ドゥマゴもでてくるわ。” 速読の悪癖のある僕と違い、本はじっくりと読む方の配偶者にしては珍しく、もう読み終えたと言うので、昨日から僕も読み始めた。 なるほど面白い、と言うか“不思議な”小説である。 読み始めると“巻を措くあたわず”となり、先ほどもう上巻を読み終えたところだ。 まだ下巻が残っているので結末は解らぬが、どうも「嵐が丘」を意識したもののようである。 だが、“不思議な”と言ったのは、現実離れした話なのに、実にリアルである。 実は昨夜、悪夢にうなされたが、この小説のせいだと気がついた。 何か、悪魔のような男につかまり、その男が手にしているロブスターとシャンペンから、(夢だから支離滅裂ではあるが、夢の中ではそれが生贄の儀式だと僕は知っていたので)自分の運命を悟り、必死で逃げるあたりで目が覚めた。 小説の中で、とあるパーティで、ロブスターを前菜にシャンペンを酌み交わす場面があったのを思い出したのは、目が完全にさめてからであった。 不勉強で僕はこの作者も作品も知らなかったが、ネットで調べると、「続明暗」で評判になった方のようだ。 「本格小説」の下巻を読み終えたら、これも是非読んでみたい。 どういうわけか僕は、漱石の中ではあの「明暗」が最も引き込まれる様に読んだ作品だからである。
by n_shioya
| 2011-02-27 22:38
| コーヒーブレーク
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Comments(5)
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at 2011-02-28 10:44
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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あやめ
at 2011-02-28 16:29
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先生の昨日のコメントに感動しました! 私もむかついた時には先生の顔思い出して 真似して がんばろう~!
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n_shioya at 2011-02-28 22:22
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n_shioya at 2011-02-28 22:23
あやめ さん:
何時か僕も精神分析?で救われたお話をいたしましょう。
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あやめ
at 2011-02-28 23:11
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して して~!! あと どうしてカトリックを選んだか?
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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