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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
再生医療
山中教授の快挙以来、再生医療がブームになっている。
政府としても、国家的プロジェクトとして重点的な予算配分を断行した。
喜ばしいことである。
だが、それに便乗して、再生医療と称して、いかがわしいしかも危険も伴う医療行為で儲けをたくらむ医者が現れ始めたと一昨日の朝日新聞は報道している。
医師が倫理観を捨てると、医師免許は殺しの免許に変貌する。
今の医師法では、医師は治療のためなら、自己責任において何でも許されるからだ。
このような手合いが、やっと芽を出し始めた再生医療の足を引っ張ることになる。
同じようなことが美容外科の世界では過去何十年も続き、形成外科の健全な発展を妨げてきた。
再生医療_b0084241_22152151.jpg

これに対して、日本再生医療学会の対応は素早かった。
理事長名で早速、声明文が出され、今日開催された学会主催の教育セミナーで公表された。
其の言わんとするところを僕なりに纏めると、
「再生医療は先進医療の柱の一つであり、多数の患者への福音となる素晴らしい分野なので、総力を結集して推進せねばならぬ。
問題とされた事象は、再生医療が悪いのではなく、その名を悪用する一部の不心得者の所業である。
今後我々は、ブレーキとアクセルを使い分け、斯界の発展に努力する所存なので、行政、マスコミもご協力いただきたい。」
ということになる。
再生医療_b0084241_22154974.jpg

ちなみに今の学会理事長は東京女子医大の岡野光夫教授
3月1,2日に開催される第10回日本再生医療学会の会長でもある。
現在、東京女子医大の先端生命医科学研究所所長を務められ、最近テレビで其のライフワークである「細胞シート」による再生医療の取り組みが放映されたので、観られた方もあるであろう。
東京女子医大はこの分野のパイオニアである。元来は外科医であった桜井教授が、幅広い視野で工学者を招き入れ、研究所の前身である医療工学のセンターを発足させた。岡野教授は工学者の立場で、医師達と連携をとりながら桜井君とそのセンターを支えてこられた。
其の桜井君が一月に他界されたと、今日初めて岡野教授からうかがった。
彼は医学部で僕の三年後輩である。君の努力がやっと花を咲かせ始めたよ。
謹んでご冥福をお祈りします。
by n_shioya | 2011-02-01 22:19 | 医療全般 | Comments(2)
Commented by HOPE at 2011-02-03 08:21 x
再生医療に関しては展開も対応もとても早いですね
この挑戦は"不心得者"には到底追いつけないパワーを感じますから、この空気感があるウチはまずおかしなことにならないように感じます
以前も書きましたが山中教授から感じた純粋なる動機と穏やかなる熱い心意気は、この分野に真剣に関わる方々に共通するのでしょうか?
きっと天国からも強力な後押しがあるのでしょうね
Commented by n_shioya at 2011-02-03 21:34
HOPEさん;
再生医療の展開に立ち会えただけでも、長生き出来てよかったと思います。


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