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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
先日の学会で、北島政樹元慶應医学部長が最近の手術手技の進歩について話されて感銘を受けた。
一つは内視鏡による低侵襲外科であり、今一つは癌のリンパ節転移に対するセンチネルリンパ節という概念の導入で、それぞれの患者に合わせて切除を考えると言うやり方である。 これにより、患者への負担を軽減し、しかも治癒効果を向上することができるようになったという。 数年前、王貞治監督の手術も北島教授のもとでこのコンセプトで行われ、見事復帰し花を咲かせたのは記憶に新しい。 ただこの手術は、熟練した外科医の超人的な忍耐を必要とする。 また、彼の唱える臨床に直結した研究という考えは僕も全く同感であり、又別の機会にご紹介したい。
by n_shioya
| 2010-12-05 23:24
| 手術
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Comments(4)
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船長
at 2010-12-06 07:08
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癌は不治の病ではなくなり、あらゆる外科手術には低侵襲の技術が現れ
本当に進歩が目覚ましいので、ただただ驚いてしまいます 子供の頃からの数十年を見ただけでも同じ病気、同じ科とは思えない変化です 「病と闘う」のは患者だけではないのだと実感します こういうお話聞く度に、どんな病気であっても希望を捨てずに治療しようと思えます 人間に可能性を与えられた大いなる力に感謝です
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n_shioya at 2010-12-06 08:27
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at 2010-12-06 20:00
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
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船長
at 2010-12-06 20:03
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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