|
NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
「女と男のだましあい」が終わって、今度は「顔を読む」ことにはまってている。
著者はゼブロウィッツと言う女性の心理学者である。 ![]() 10年ほど前に原著を読んではいるが、その後翻訳されたのでまた読み返しているところだ。 著者の言わんとするところは ① 容貌は明らかに性格に関してある印象を人に与える、本人の意図に関わらず。 ② だが、容貌が本当に本人の性格を表しているのか。 ③ もしそうならば、その理由は? ④ そうでなければ、なぜそのような印象を与えるのか。 ⑤ 容貌と性格との相関関係には、ポジティブ・フィードバックとネガティブフィートバックがあること。 ⑥ 童顔について。 ⑦ 顔の魅力について。 ⑧ 容貌のネガティブな印象の是正法。 等々である。 僕がこの問題にこだわるのは、美容医療にかかわっていると常に浴びせかけられる、人は「形よりも心」だという建前論にうんざりさせられるからである。 そこで著者は面白い試みをしている。 ![]() 勿論容貌はフィックスしたものでなく、表情と言う変化を伴うので、この二つを分離してとらえることの難しさはある。表情は当然ながら内面を映し出す、すなわち性格を反映するからだ。 そしてまた、著者のアプローチは心理学的なものであり、人相学はまた別の次元のものと考えるべきとしている。
by n_shioya
| 2010-11-17 22:26
| 美について
|
Comments(4)
![]()
私も建前論にはウンザリです
そんなモン振りかざすのはカッコ悪いなと思うのです ただやはり興味引かれるのが表情を含めた印象の可変性ですかね 同窓会など行くと「あんなにキレイだった人が…」とか「あの子地味だったのに…」とかよくありますよね 顔だけでなく身体全体が生き方、人間性を隠し切れない感じ もちろん中でも一番大きいのは「目」かも知れませんが、これはごくごく幼いウチから露呈する気がします そしてどんなに幼くても美醜の見分けはつくとか… 建前ムダですよね 内も外も磨いた方がいいなと実感です
0
![]()
先生、三島由紀夫の「鏡子の家」で面白いフレーズを見つけました。「大体女は自分の思想を自分の顔立ちに似せて拵(こしらえ)る」というものです。
だんぷ さん:
基本的には自分の気持ちはまず素直に認めるべきだと言うのが僕の考えです。 好き、嫌いの感情に善悪の価値観を入れるのは如何かと思っています。 そのうえでどうアクションをとるかは、別の判断が入ってしかるべきですが。 また、内面、外面どちらも大切で、二者択一にする必要はないと思います。
|
![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
以前の記事
検索
カテゴリ
全体 アンチエイジング スキンケア 医療崩壊 キズのケア QOL 老年病 介護 手術 全身療法 食生活 サプリメント エクササイズ エステティック ヘアケア 美について コーヒーブレーク 医療全般 原発事故 睡眠 美容外科 再生医療 再生医療 未分類 最新のコメント
フォロー中のブログ
ICELANDia アイ... 九十代万歳! (旧 八... ・・・いいんじゃない? 京都発、ヘッドハンターの日記 美容外科医のモノローグ ArtArtArt 芙蓉のひとりごと 真を求めて 皆様とともに... ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
![]() |
||
![]() |
||
|
ファン申請 |
||