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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
「ジェントルマンがイエスと言う時は、
イエスは、メイビー、 そしてメイビーは、ノー。 レディがノーと言う時は、 ノーはメイビー、 そしてメイビーは、イエス。 だから君たち、女の子にノーと言われても、アタック、アタック!」 と鼓舞してくれたのは、外交論の教授だったろうか。 「女と男のだましあい」を読みながら、学生時代の講義を思い出した。 今、藪中三十二氏の「国家の命運」を読み終え、日本の外交は“性同一症候群”ではないかといぶかしくなるほど、軸足がぶれている。 その責は民主党にあり、元凶は宇宙人鳩山だが、それを継承しているのが菅総理のようだ。 営々と築いてきた日本外交を、ポピュリストの政治家が一夜で台無しにしていく。 息子の友人の、いま第一線を行く外交官がぼやいていた。 “おじさん、外交官の仕事ってのはね、旨く行って当たり前。まずければコテンパンにたたかれる。” と言っても藪中氏の新著はボヤきではない。 著者は 「1980年代後半に加熱した日米経済摩擦交渉にはじまり、複雑な問題を抱える韓国や中国との漁業交渉、ASEAN 諸国との経済連携交渉、そして2000年代に入ってからは北朝鮮との交渉など、様々な外交交渉を担当」 してこの春外務次官を辞した、バリバリの現役外交官である。 明石君の話を聞いても思ったが、外交官の仕事は、僕から見ると、“忍”の一字に尽きる。 ぎりぎりまで押して、引くべき時はさっと引く。そして決してあきらめない。 そして守るべきは国益。 著者はそのいきさつを淡々と語る。 そして今の日本の内向きな草食男子を叱咤激励している。 藪中氏には是非全国を回って、大学生にハッパをかけてもらいたいものである、ついでに、女の子のアタック法も含め。 こちらも“忍“が必須ですぞ。
by n_shioya
| 2010-11-11 20:38
| コーヒーブレーク
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Comments(4)
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点子ちゃんとアントン
at 2010-11-12 02:12
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今晩は!薮中氏はすでに立命館大で教鞭をとってますね。次期中国大使と噂されていたのに、そのポストを丹羽氏にもっていかれて涙した方です。さぞ無念だったろうに・・とご同情します。
仙菅コンビの裏には米がついてますしね、鳩山氏の継承はしていないかと。でも米も用がなくなればいつでもポイですからいつまでもつやら。米が次期首相と考えているのは前原外相との噂です。しかし例のビデオ、修正前には米船が伴走していたのがしっかり映っていたと漏れ聞いていますが、これを修正した後のV公開に際してどうやら仙菅はしくじったようです。鳩山氏は東アジアに思いを入れた分、米からたてつく煩いやっちゃって言う事で潰されたにすぎません。「もう米国債は買わん、日本は破綻する!」と米にものを申した中川氏と同じ様に。コロコロ変わったのはそれ程米側から圧力があったと見る方が賢明です。それにしても今回の流失Vで政治の事など何も関心がなかった女子が「中国悪し」で猛反発しているとか。電波は凄い影響力ですね。感情を煽られて、しかも世相に流されて本質を見失うのは大変危険です。ここに教育のしがいあるのではないかと素人は感じるのですが。
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HOPE
at 2010-11-12 07:15
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ここぞとばかり野党が「責任とれ」と言い募っても
「逆の立場だったとして対応を全く間違わず、鮮やかに全てを解決できる」とは到底思えないです 何かある度に引きずり下ろすという発想にしか行かないように見えます 確かに対応は間違ったかも知れないですが、 たった今やっちゃったことをグチャグチャと言ってる場合なんでしょうか? 国の大事に仲間割れ… そりゃあ「コロコロとTOPが変わる無政府状態、国民が自国に興味がない変な国」にしか映らないでしょうな 誰か冷静にまずは国益を考えアイディアを出し合うという発想を持つ者はおらんのですか それとも私は龍馬の見すぎですかね?でも実在の人物だったんですよね…
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n_shioya at 2010-11-12 22:50
点子ちゃんとアントン さん:
なるほど、そういうことだったのですね。ありがとうございます。 でも、よくいろいろご存知ですね。 点子ちゃんとアントンより、エミールと探偵団のほうが向いてられるのでは・・・
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n_shioya at 2010-11-12 22:55
HOPEさん:
竜馬の頃は目に見える形で危機が迫ってきた。だが、今は気付かぬうちに危機にむしばまれ、政争に浮かれているのが現状でしょうか。
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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