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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
このところ、戸籍の管理のずさんさが明るみになり、最長寿国日本にもいささか陰りが出てきた。
勿論“検察の証拠改ざん”に比べれば、150歳の老人が行方不明のまま、戸籍上は生存しているというのは、笑い話と聞き流せるが、それでは日本の最高齢者はいったい誰で、何歳なのかは、老年学に関わるものとしては、明らかにしてもらいたいところである。 それはともかく今世界の先進国の平均寿命は80歳前後で、女性の方が男性より、6,7歳長寿というのも、ほぼ先進国では共通の現象とされている。 さて、その理由だが、 ①ホルモンの違いによるという考え。 ②女性の方が、月一回のそしてまた、出産というストレスに耐えてきている。つまり男はひ弱だという説。 ③又、月経はある意味でデトックス(解毒)になっているのでは、など言う失礼な説もあるが。 ④僕は身辺の限られた経験であるが、単に“女性の方がしぶとい”のではと言い続けてきた。 だが最近読んだ本で、信頼すべき動物学者が納得のいく解釈を展開していたので御紹介する。 ⑤動物のメスが一生に産める子供の数は限られているが、オスは長期間にわたり、そこいら中で種まきができる。 つまり、種族保存の観点からは女性の数は大事だが、男性はそこそこ存在すれば人類は成り立っていく。 確かにそう言われればそうだ。 だから“私たち女性の方が貴方方男性よりも造りがしっかりしているので、永持ちするのよ”といわれれば、引き下がるしかないが、ならば、行く先々で種まきをするのは、少ない数で種族保存の効率を上げようとする“健気な男性の役割”と許して呉れる寛大さも期待したいところだが・・・
by n_shioya
| 2010-10-01 23:10
| アンチエイジング
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Comments(3)
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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