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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
「美しさ」という呪縛
グーグル秘録」を読み終えて今度は「Beauty Myth」に取り掛かった。
我ながら気の多い男である。
著者はナオミ・ウルフ。女性問題のライターである。
10年程前にベストセラーになったようだが、不明にして知らなかった。

題名の意味するところは“美しさという呪縛”とでもいえるだろうか。
以前僕は、「美容外科の真実」を書いた時、“人はなぜ美を求めるか、手術までして?”と自分に問いかけ、明快な答えを出せなかったのを思い出している。

まだ、序文セックスに関する章を読んだだけだが、おおよそのところはつかめたつもりで、これが女性、特に現代のアメリカ女性の本音の部分かと、興味深く読み続けている。

つまりこういうことだ。
70年代の女権運動により性差が撤廃され、女性の社会進出が容易になったが、自由を獲得した代わりに、“美しさ”という自縄自縛を抱え込んだという。
「良妻賢母」が社会の規範の頃は、(アメリカでもそういう時代があったようだ)“美しさ”の支配はそれほど強くなかった。
だが、男と伍して働くようになると、“美しさ”が強力な武器となり、それを追い求めることが目的になってしまう。
それをさらに美容産業やマスコミなどが煽っていく。

そしてまた、ポルノやポルノまがいの化粧品、ファッションなどのCMが、セックス・アピールを強調し、“美しさ”と“セックス・アピール”が混同され、主客転倒になってしまったのが今のアメリカ女性の立ち位置だという。
日本でも似たような傾向はみられるはずだが、セックスに関してはまだタブーというか、ブラック・ボックスに秘められている。
だが、美容外科といってもその目的というか動機のなかには“セックス・アピール”も当然入っているので、この問題は元美容外科医としては、今後さらにメスを入れていきたい分野である。
「美しさ」という呪縛_b0084241_1438115.jpg

by n_shioya | 2010-07-19 23:37 | 美について | Comments(4)
Commented by Myth感知者 at 2010-07-20 07:37
日本にも確かにありますよ、既に思い切り!
で、日本の場合表向きはないふりしてて、気づいたら「Sex and The City」のような映画がしっかり流行ってる訳です
ま、日本流にアレンジして確実に取り入れてるといったところでしょうか?
女子(年齢はかなり上まで含む)の会話は結構すごいですよ~表向きおしとやかに知らんぷりしてるから男子は絶望するかも!です
それを感じ取っての「草食男子出現」だったりして、などと勝手な想像は膨らみます
「女子は女の目の方を気にして美しくなりたがる」なんてのも結局は「競争」=仕事、結婚、子育てなどと並行してポイントと見れば追求する人の存在はなるほどと思います
気持ちはあまり理解できませんがね
Commented by valkyries at 2010-07-20 08:50
先生、石原慎太郎が「オンリー・イエスタディ」の中で「女の魅力なるものはまず絶対にその顔形を含めて肉体的なものに違いない(中略)男の目から見ればまずそれしかない」と書いています(第三章ダイアの多面的な輝き)。そこまで言うか?と思いましたが、男の目線こそが"Beauty Myth"の主原因かもしれませんね。それに加え、Myth感知者さんの指摘する「同性の目線」まで意識しなければならないとは・・・。
Commented by n_shioya at 2010-07-20 23:32
Myth感知者さん:
ぜひ一度、その会話の内容を聴かせてください。
Commented by n_shioya at 2010-07-20 23:33
valkyries さん:
女性はだれの目を意識して装うのか、今一番興味のあるところです。


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