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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
今日はアンチエイジング・カフェ第二回。
主たるテーマは「ホルモン補充療法」だが、人体の防御反応、細胞の活性化とは何か、その中でのホルモンの位置づけ等、中学で習ったかもしれない初歩的な人体生理の説明に前半を費やした。 今のアンチエイジングが、サプリメントの投与やホルモン補充療法など、いわば末端の手法にのめり込んで、大本となる人体の情報伝達やそれに対する反応の経路についての基本的な理解がおろそかにされていると思ったからである。 次回のカフェでは、運動と食事について考察するつもりだが、〆としてアンチエイジング何のため?といった大命題と取り組むつもりである。
by n_shioya
| 2009-10-14 22:52
| アンチエイジング
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Comments(4)
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ミカロ
at 2009-10-14 23:23
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ちょっと前まで、「アンチエイジング=不老不死」と捉える人なんているわけんないじゃんっ!!」と思っていました…。しかし、アンチエイジングを垣間見るうちに、そういう思考が確実にあるという気がしてきました。バベルの塔、イカロスの翼にも似た、人間の欲望を感じずにはいられない。どこかでラインを引かなければ、崩れ落ちるのではないでしょうか?
「アンチエイジングは何のため?」「誰のため?」という大命題、ぜひ塩谷先生のご意見を伺ってみたいです。
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n_shioya at 2009-10-15 23:47
ミカロさん:
それがいるんですよ、本当にそう思っているのか、売名行為か、商売上からかはわかりませんが。 だが、エバの勧めでリンゴを口にしたアダムの子孫は、一度は行くとこまで突っ走るのが宿命かもしれませんね。 ただ、不老不死を口にできる人は、頭の中では不可能と思っているから、気軽に言えるのではと思います。 本当に不老不死が実現したら、どんな恐ろしい事態が待ち受けているか、メンタル・エクササイズをしてみるのも面白いことですよ。
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R.K
at 2009-10-16 12:19
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「老化」の概念・・・考えさせられました。
そして、人体生理の説明がわかりやすく非常に勉強になりました。参加なさった方の活発なご意見も面白かったです!! いつもお元気な塩谷先生・・・男性ホルモン量は同年代の男性と比較しきっと低下してないのでは?と私も思います。測定なさったことはありますか? 次回のカフェの「アンチエイジングは何のため?」 非常に楽しみにしております。
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n_shioya at 2009-10-16 23:27
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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